フィリピン人の女性の社会進出は進んでいます。フィリピンでは、女性が学校長、マネージャー、ビジネスオーナーである場合が結構あります。それらのバリバリ仕事をする女性は、子どもが数人いることもただあります。
2人の女性大統領を選出するこの国、女性にとっては嬉しいかぎり。そう、フィリピンで女性の社会進出は、日本よりも色んな側面からも進んでいます。フィリピンの男女格差の少なさは世界7位。(日本は111位)この国際男女格差レポート 2016の指数は、男女間での資源や機会の配分について、世界の人口 93%以上を代表する 144 カ国を評価しています。指標は、経済活動への参加と機会、教育、政治への関与、そして健康と生存の4 つの分野における男女間の不平等格差の大きさを測定しています。
こうして、女性が社会進出出来る理由を探ると以下のようなことが考えられます。
「女性が経済的に不利益に陥る可能性が男性より高い」から。男性の場合は、肉体労働で生計を立てる手段がありますが、女性ができることは限られてしまうから。
「フィリピンの女性は男性よりも躾され、また勤勉であることを幼少のころからトレーニングされているが故、学業を全うできる可能性が高いから」
フィリピンでは、幼少のころから女の子は家事を任される傾向にあります。一方、男子は好き勝手にやっているということも多いようです。大学でも、女子生徒の方が総じて勤勉で、成績もよいです。親としては、教育への投資を無駄にしないために、女性に高等教育を受けさせる傾向があるようです。
あるいは、家政婦さんを雇うという選択肢があります。もちろん、家政婦さんがある種搾取されている傾向にあり、雇用の形態に問題があると著者は感じていますが、働く女性にとってはありがたい存在です。
女性の社会進出が進んでいる!!=リベラルというわけではなさそうです。フィリピンの社会は保守的だと思います。
特に田舎にいるのでそうした“保守的”な思想が色濃いように思います。例えば、わかりやすいところで、男女の服装について。男性が暑さゆえに上半身裸でいるのはOKだけど、女性のショートパンツはNGとか。教会に入る時も、女性の肌の露出(タンクトップ、ショートパンツ)はご法度だけど、男性のショートパンツがOKだったり。男性だって神聖な場所に入る時にはそれなりの恰好をすべきだと思うけどそれは問われなかったりします。
2人の女性大統領を選出するこの国、女性にとっては嬉しいかぎり。そう、フィリピンで女性の社会進出は、日本よりも色んな側面からも進んでいます。フィリピンの男女格差の少なさは世界7位。(日本は111位)この国際男女格差レポート 2016の指数は、男女間での資源や機会の配分について、世界の人口 93%以上を代表する 144 カ国を評価しています。指標は、経済活動への参加と機会、教育、政治への関与、そして健康と生存の4 つの分野における男女間の不平等格差の大きさを測定しています。
フィリピンの女性の社会進出を支える要素
1. 教育の機会
お金がなく、家族が大学へ送る子どもの人数を限っている場合は、おおよその場合は女性にそのチャンスがあるとききます。これは、人によっては理由はさまざまで、学者さんの論文に頼りたいところですが、数人の友人に尋ねたところ以下のような答えが返ってきました。「女性が経済的に不利益に陥る可能性が男性より高い」から。男性の場合は、肉体労働で生計を立てる手段がありますが、女性ができることは限られてしまうから。
「フィリピンの女性は男性よりも躾され、また勤勉であることを幼少のころからトレーニングされているが故、学業を全うできる可能性が高いから」
フィリピンでは、幼少のころから女の子は家事を任される傾向にあります。一方、男子は好き勝手にやっているということも多いようです。大学でも、女子生徒の方が総じて勤勉で、成績もよいです。親としては、教育への投資を無駄にしないために、女性に高等教育を受けさせる傾向があるようです。
2. 家事負担を軽減できる親族・家政婦さんの助け
フィリピンは家族関係が密です。女性は、同居しているそれら家族にあるいは家政婦さんに家事をお願いしたりする選択肢があります。勿論、近年の都市化で事情は異なっておりますが、誰かが手伝ってくれる、それ以前に女性に仕事後もそれほど無理をさせない配慮があるといってもよいと思います。あるいは、家政婦さんを雇うという選択肢があります。もちろん、家政婦さんがある種搾取されている傾向にあり、雇用の形態に問題があると著者は感じていますが、働く女性にとってはありがたい存在です。
3.職場復帰の可能性
日本のような新卒一斉雇用という社会ではないので、大卒で、仕事を続け、また経験を積み続けていく限りにおいて、仕事を一度やめてもフルタイムで雇用される可能性はかなり高いです。もちろん、フィリピンでも出産・育児で仕事復帰のハードルがそれほど低いわけではありませんが、少なくともマタハラのケースは知る限り聞きません。フィリピンでは、女性の権利に関する法律で明記されています。4.女性の稼ぎ
女性の方が稼いでいる、あるいは男性は失業中しかし女性が仕事をもって家計を支えているというケースがあります。男性は肩身が狭い思いをするわけですが、それでもそれで落ち込むフィリピン人ではありません。女性の社会進出=リベラルではないフィリピン社会
これらが女性が社会に進出し、重要な位置を占めることができる背景になっています。女性の性が管理される社会
そのアンバランスはブログ「フィリピンで、女性の浮気は『罪』」でご紹介しました。フィリピンで女性の浮気は実際の刑罰の対象になる!男性も同じですが、女性の方が刑罰の対象になりやすいという特徴があります。そこから見えてくるのは、女性の性が管理される社会。フィリピンの女性の社会進出のイメージを覆すような法律です。法律自体は問題ですが、それを支える保守的な考えがあることも無視できません。マッチョな思想がまだ受け入れられている
この女性の性の管理は女の子の躾から始まります。日本でもある「女の子なんだから」という決まり文句はフィリピンでもあります。また、年頃になって男子が彼女を何人も同時に持つと「それこそ男、甲斐性のある男」というマッチョな思想があります。女性が同じことをしたら、大変なスキャンダルになるわけです。特に田舎にいるのでそうした“保守的”な思想が色濃いように思います。例えば、わかりやすいところで、男女の服装について。男性が暑さゆえに上半身裸でいるのはOKだけど、女性のショートパンツはNGとか。教会に入る時も、女性の肌の露出(タンクトップ、ショートパンツ)はご法度だけど、男性のショートパンツがOKだったり。男性だって神聖な場所に入る時にはそれなりの恰好をすべきだと思うけどそれは問われなかったりします。
けど・・・
子どもを数人持ちつつもフルタイムでの仕事を持つことができる社会環境を考えるとフィリピンはすごいって思うのは著者だけでしょうか。そして、それらを日本も見習いたいところだと思ってしまいます。しかし、残念ながら日本がフィリピンで行っていることをそのまま持ち込んでもうまくはいきません。そもそも、日本の雇用慣習、家族の構成も多くのことで異なります。なので、単純に何かを習ったところで日本における社会進出を促進できるわけではないようです。
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