オランダ語学習再開!

英語圏の国に行って英語が自動的にペラペラになるわけではなく、その中で積極的に学んで使って言語にしていくのである。オランダ語然り。オランダに生活していてもオランダ語が自動的にペラペラになるわけではない。とりわけ、私の生活環境は、オランダ人と接する機会は時々しかない。その時々のオランダ人との接点も外国人仲間の中での接触となるので、おのずと英語となる。生のオランダ語に触れる機会は、レジ打ちのお姉さんが「レシートいりますか」等々で話しかけてきたときのみ(笑)。

あーどーしよ、オランダ語。

興味とモチベーションが低下した数カ月

思い起こすことオランダ生活はじめの一カ月、オランダ語を勉強しようと決心したものの、語学学校に定期的に通える予算がなく、独学を始めるも興味の著しい低下で勉強はストップ。

低下の要因は数えるほどあるが、大きな原因の一つに、「本当にオランダにこれから数年住むの?」といういつも胸に閊えるようにしてある、疑問。私からすると、オランダから一歩出たら、オランダ語は本当に”趣味”として勉強するにとどまる。文化を学ぶ上で言語を学ぶと言うのは大いにありですが、本当に優先順位と必要性が低い言語であることは事実。前から知っていたけどね。

本当は、タガログ語をもうちょっと上達させたいところ。タガログ語がパーフェクトに分からないとフィリピンの生活でちょっと困るんだけどね。その後は、ビコール語も勉強しないといけないし・・・とぐだぐだ。

別にオランダ人と結婚したわけでもないし、ここの人たち基本的に英語通じるし、そもそもこっちがオランダ語で頑張って話しかけても親切心と自らの練習も兼ねて英語で答えるオランダ人ばっかりだし(笑)とぐたぐたしていた過去数カ月。

そして、それをダメ押しするかのようにオフィスの同僚が「オランダ語なんて何の役にも立たないわ」と語学学校の話しをするたびごとに言うのだからまったくたまらない(泣)。

受難の格安語学学校申請

オランダには政府からの援助で安い学費で学べる語学学校があります。主にはEU圏の人が語学を学ぶためのもの、そして難民や亡命者にはそれようのプログラムが用意されています。ただし、これはビザの種類によって受講できたり、できなかったりします。

実は、オランダに渡航する前にその学校にメールで問い合わせをし、こちらに来てからも直接問い合わせたものの、最終的には職員さんに「ダメ」と言われ、追い返されていた経緯があります。

いろんな国籍の友人に会うたびに、安くて質のよい授業を提供する学校はないかと聞いて回っていましたが、そのたびに友人らは私が断られた某学校の名前を言います。「だーかーらー、私断られたんですよ、そこ」。

しかし、そんな話をいろいろな友人としているうちにチリ人の友人がその学校での手続きができたと言いました。「え?」チリ人友人と日本人の私のビザの種類は恐らく同じ(EU市民でもなく、難民申請者でもなく、外国人パートナーとオランダに引っ越してきた人)。チリ人の彼女にできて、なぜ私ができない!

ダメでもともと・・・再度語学学校へ問い合わせ

再度学校へ!前回受付してくれた職員さんが対応。あ、また、断られると心の中で思ったものの、まぁ、ダメもと。しかもその職員さん私がしつこかったので(笑)顔覚えていました。チリ人の友人の話をし、彼女にできて私にできぬわけはない!と力説するとその職員さん、「ではあなたの登録番号をとある政府組織に尋ね、その結果を教えてください」と、ひとまずワン・ステップの前進。

私が申し込もうとしていたプログラムは、オランダ語を学ぶことが義務、あるいはオランダ国へのインテグレーションの条件となってないことが前提となっています。それを調べるために必要なのが、個人に割り当てられているBSNという番号。それを問い合わせ、答えを持っていき、担当者が検討の末にようやく手続きが始まりました。しかし、ここでもいつ「実はダメでした~」と言われるか、気が気ではなかった著者。

さらに、これで授業をすぐに受講できるわけではありません。クラス分けのためのIQテスト、語学試験を行い、それから4~6カ月待たねばならぬとのこと。。。先生の数と、教室数に対して申し込み数が1,000以上とのこと。数カ月の待ちというのは納得。

クラスわけ試験の内容

手数料を支払ったその翌々日、すでにクラス選別のための試験。IQテストは、一般的な日本人ならきっと10~15分で終わってしまうような簡単なパズル問題、計算問題で構成。確か40分ぐらいもらっていたものの、10分で終了。しかし、オランダ語の試験で手こずる著者。あっと言う間に進んだ手続き故、予習もせずに試験に臨み、玉砕(笑)

文法、文章の構成問題、綴りも不確かなまま・・・けど、どんなクラスでもいいから、とにかく学習を再開しかった!ので、とにかく提出。あ、これで初級クラス(A1)だなぁと思いつつも後日A2(A1,A2,B1,B2とある)クラスに分けられたことが判明。一体どういう基準で分けられているのか「?」ながらも、IQテストが全体の点数を引き上げたのだなぁと考えました。

日本ではなじみのないIQテストですが、フィリピンでもここオランダでも健在。このテストで授業についていけるのか、教師の説明が理解できるのか等々が計られます。というわけで、オランダ語をゆるく再開。

どうやってオランダ語学習を継続させていくか?

既に独学でモチベーション低下しっぱなしだった著者。一体どうやって継続させていくのか、ちょっと工夫が必要です。

テレビ・Youtubeで生のオランダ語を聞く
多くの場合、オランダ語学習者は、EU圏の人であるか、あるいは夫や彼氏がオランダ人でオランダ住まいという人たちばかり。一方私はフィリピン人とフィリピン語を使用した交流の機会はあるもののオランダ人と接点があまりないため、オランダ語を全く使いません。

バッジ「私はオランダ語を学習しています」着用
実は、オランダ語学習者用に「私はオランダ語を学習しています」あるいは「オランダ語で話してください」というバッジが無料で配布されており、市役所で一つゲットしています。

けど、あれちょっと恥ずかしいので少々罰ゲーム的な感じ。しかしここオランダではちょっと外国人的なオランダ語で話すと親切心からかオランダ人たち英語で返事をくれます。ということで、一向に勉強になりません。特に、私の場合は夫もよく接する友人もオランダ人ではないので、オランダ語を全く耳にしません。そのため、英語で返事をくれるオランダ人には効果抜群です。

ハーグにある語学学校Directduthが作った缶バッチ。市役所の窓口においてあったので一つゲット。


モチベーションを下げまくってくれた友人たちには言わない、あるいはこの話題を避ける
「そんなの意味がない」とか、既に2年間もみっちり2つの語学学校に週2日ずつ12時間通っていたオフィスメートと比較され不必要にモチベーションを下げられる恐れがあるので、勉強を再開することは言わない。


試験を終えてひと安心したわたし。これでようやく勉強を経済的負担が少なく再開できる・・・とにかくここ数カ月で、オランダ人ネイティブの話している日常語についていきたい。あと、アンネの日記をオランダ語で読めるようになりたいなぁ・・・などと夢見ています。

ちなみに、オランダ語に興味がある方は短期集中型のオランダ学校がおススメです。
Blc dutch summer schoolでオランダ語を学ぼう



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