フィリピン図書館協会という団体による読書推進週間です。その週を記念する行事がここ、ビコー
ルでも行われています。
よく利用する市の図書館には朝から近隣の小学校から100人ぐらい、子どもたちが図書館に来ていました。
朝から図書館職員による人形劇、読み聞かせ、好きな本を選ばせ、自由時間を与え子どもたちが自由に読む等の活動を朝から忙しくしております。
テレビ、コンピューターに慣れ親しむ子どもたちですが、嬉々として面白そうな本をとり、席に陣取ります。多くは真剣に本を読んでいます。
付き添いの先生に静かにするように注意を受けながらも、一部の子どもたちはひそひそ、きょろきょろ。まぁ、5~7歳ぐらいの子どもが学校の外に連れ出されたら、興奮しますよね。
付き添いの先生に静かにするように注意を受けながらも、一部の子どもたちはひそひそ、きょろきょろ。まぁ、5~7歳ぐらいの子どもが学校の外に連れ出されたら、興奮しますよね。
日本に比べると身近に本がないフィリピン社会。フィリピン人は本を読まないとフィリピン人が言います。本当なのでしょうか?断定はできませんが、国民の多くは本を読むということが様々な理由から縁遠いように感じます。
そう、仮説して独断と偏見でいか考えられる理由をいくつかあげてみました。
そう、仮説して独断と偏見でいか考えられる理由をいくつかあげてみました。
本の値段
まずは本が高いということ。新品の本で子ども向けの本一冊、200、300ペソというのは当たり前(400円~)、勿論古本(30ペソ~)という選択肢もありますが、貧しい家の子が本を読む機会はここでグンとへるでしょう。
書籍の言語
図書館も英語の本が大半で、タガログ語の本も僅かにあるものの彼らの母国語としているビコール語の本は皆無に近いのも現状です。気軽に読もうと思えますかね?
文化
家族の構成員が本に親しんでいない場合は、本を手にする機会も減るでしょう。ちなみにうちの旦那のお父さんは大工さんながらも図書に親しむ人だったため、旦那は小さいときから本を読んでいたようです。
勉強が出来る姪っ子も学校の教科書以外読みません。そもそも彼女の自宅に子ども向けの本はありません。
図書館の数とそのサービス
図書館は公共のサービスです。公共のサービズに資金を投入できない地域もあります。まず、書籍の数は日本と比べると少ないのと、土日と夜間は閉館しています。月曜日を休みにしてせめて土曜日開館としたらよいように思うのですがそうは簡単には行きません。
使えない隙間時間?
日本では移動時にちょっと本をや雑誌を読む人がいますが、フィリピンではあまりいません。フィリピン人が利用する移動手段が活字を読むに適していないためです。ジプ二ーの中で私も本を読みますが、薄暗く揺れの多い車内では速度も遅くなり、目にもよくなさそうです。実際、読書は楽しいものですが、目が本当に疲れます。
こうした理由があり、図書が少々縁遠くなってしまったフィリピン人一般ですが、図書週間に小学生が図書館を訪ね、図書に親しむというのはよいこと。
図書週間のイベントのハイライトは何とジョリビーマスコットの登場でした。図書週間のイベントの雰囲気は一体どこに?と言うほどの子どもたちのはしゃぎぶり・・・これがよい思い出となって、図書と慣れ親しむ機会になればと思いました。
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