フィリピン大家族の集い(1) ー会場までの道のり

2泊3日で親族の集まりに行ってきました。この毎年恒例の行事は旦那の一族、つまり旦那のお父さんの兄弟姉妹の家族の集いです。義父の兄弟は11名、義父も含めて数人の兄弟姉妹が他界していますが、その子どもたちが家族を引き連れて参加します。全員は集まりませんが・・・かなりの数が集まることが予想されます。

「行きたくない」というのが正直な気持ちだったりしました。自分の空間を愛する引きこもり系の著者は、親族の集まりで24時間×3日間、大勢の人たちと顔を合わせ社交性を維持し続けるということが出来ないと思ったためです。あ、勿論仕事の場合は「そういうもの」と割り切れ何日も一緒にいても何とも思いませんが、親族ともなると話は別(汗)です。

そうはいうものの、行く前からストレスをためてもいけないと・・・軽い気持ちで参加してみることにしました。本を数冊鞄に詰め込み、いざ出発!

会場までの道

会場は義母の家から最短距離で90キロの位置。Googleで調べると、一時間とちょっとの道のり。しかし、ここはフィリピン、途中予想される工事による車線が1つのみとなる、あるいは曲がりくねった山道の故にそれほどスピードは出せないため、もっと時間がかかるだろうことが予想されます。

ジプ二ーを一台チャーター。そこに、布団、枕などの寝具、水、スナックなどを詰め込んでいきます。ジプ二ー広しといえども人とそれだけの荷物を詰め込むとスペースも無くなります。そこで子どもたちは、寝具の上に座ったり寝転び、大人は座席に座ります。昼食後にすぐに出発という話だったのに、家を出たのは夕方の5時というのはフィリピンらしい話だったりします。



山道に潜む危険

夕方の出発の故、そして予想通りの工事による車線規制、それほどスピードを出さずに走り、山間の国道に入った時にはとっぷり日が暮れていました。車内は揺れも激しく、外気が下がり皆寒いと感じ始めます。

ジプ二ーを飛ばしながら、運転手が時々車内の電灯をつけます。これは外から中に人が乗っていること等を見せるためです。一体だれに見せているのかというとこの地域に強い影響力をもつNPA(新人民軍)の構成員や国道沿いの国軍のチェックポイントに対してです。実際現在までちょっとした“事故”がありました。
ジプ二ーのエンジン音が森の中に響き渡り、車内も寒さと激しい揺れによる疲れで皆ダンマリ。

会場に近いと言われる道に入ったものの街灯はなし、背丈以上のススキに囲まれる一車線の道をひたすらゆくのみです。道もでこぼこ。。。思わず頭を打ってしまいました。
一体どんな所なのか・・・

会場に到着した時にはすでに夜の八時半。そして時間を確認するべく見た携帯電話のスクリーンはアンテナがありませんでした。どんだけ、田舎なんだろうか。

続き「フィリピン大家族の集い(2)  会場、カラオケ、ゲーム・・・

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