お別れ会の様子 |
そしてこの6月は学期末となり、彼らは自国に戻るか、もしくは次の目的地へ就職あるいは進学のため移動、この地を去っていきます。それ故、ここ一二週間は、お別れ会のピークです。
出会った人の殆どが、学生あるいは研究者で、一回り以上も違う友人たちも結構いるものの、人生・恋愛・人間関係・日常の瑣末なことまで打ち解け、話した友人たちも何人かおり、先週から今週にかけて開かれたお別れ会では寂しい気持ちで、しかしまた会えることを願いつつ別れました。
若い友人たちとの話しをする中で、「もっと若い時に、お金もチャンスにも恵まれたら彼らのように海外で勉学をする機会を得られたのに」と嫉妬する思いはあるものの、「人間は一生のうち、逢うべき人には必ず逢える。 しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。」森信三。と言われるように、一生のうちに何百、何千、との人と出会っては人は別れていく中で年は私よりも若かろうと彼らは、今の私にとって学ぶべきものがあり、また私の人生で意義深い人たちであり出会いだったのだと思います。
一人のスペインからの学部学生である友人は、私にいろいろと質問をしました。何故、NGOで勤めようと思ったのか、何故旦那と結婚したのか?・・・私の根幹に関わることをズバズバ聞いてきましたが、彼女の質問をきっかけに深く考えました。また、友人たちはそっと秘密、あるいは辛いことなどを打ち明けてくれました。
昨日のお別れ会では、一人の友人の全く進展しない恋愛(物凄く奥手であり、相手の人は帰国してしまった)を肴にして大いに笑い、お腹が痛くなるほどでした。犠牲者になった友人には申し訳ないのですが、それでも国籍は異なるものの、心地よい関係が築けた友人であったことを実感し、また彼らとの(しばしの)別れは寂しく感じました。
今は、インターネットがあり、そして格安航空券があり、昔に比べて別れが全く一生のものとなるとは想像しづらいものですが、これまで出会った人たちと約束をしたからといってもまた会えるとは限りません。
出会ったときから別れが必然になります。出会いは人の存在のように、有限だから今は若い人たちに出会っていく意味と彼らとの時間を大切にしたいと思いました。
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