ベビーシャワーとは何か?:企画・主催者はだれ、場所はどこ、何するの?

 「ベビーシャワー(baby shower)」言葉だけは聞いたことがありましたが、妊娠するまでどういものなのか、知りませんでした。そして、親しい友人や夫が、サプライズで行ってくれたことで、実際のベビーシャワーなるものを経験しました。
ベビーシャワーとは何か、誰が企画して、何が行われるのか、絶対行うべきものか?まとめました。

ベビーシャワーとは何か?
ベビーシャワーとは何か?

ベビーシャワーとは?

ベビーシャワーとは、妊娠7か月あるいは8カ月に行われる、生まれてくる赤ちゃんの健康、安産を祈願するためのイベントです。シャワーとありますが、生まれてくる赤ちゃんに沢山の愛情が降り注がれるように、そして、シャワーのように生まれてくる赤ちゃんたくさんのギフトが渡されます。
このお祝いの起源は第二次世界大戦後とまだ新しく、アメリカを起源とするものと言われますが、安産を祈願する妊娠中のイベントは世界各地で古くから行われています。
かつては、女性のみで、出産を経験する妊婦へのアドバイスなど大切な情報交換の場ともなっていましたが、今では男性も育児に関わることから、妊婦の夫や、友人の夫も参加したり、少々変わったようです。

誰が企画・主催するものか?

家族、あるいは、親しい友人たちが、企画・主催するものです。出産・子育てに必要なギフトを頂くという目的があるため、妊婦が主催するというのは、ギフトをおねだりしているようで(笑)少々憚れるようですが、近年は結婚式のように、妊婦やその夫が主催して、ゲストを招待するという形式もあるようです。

どこで開催するのか?

レストラン、カフェなどの外で行われるものや、自宅で行われるものがあります。外で行われる利点は、食べ物など諸々を準備しなくてよいことですが、少々まとまった予算が必要になります。一方、自宅で行われる場合は、準備と片付けが大変ですが、小さい予算で実施することができます。

主催者、招待客により用意されるもの

部屋のデコレーション
部屋は、女の赤ちゃんであれば、ピンク、男の赤ちゃんであれば水色を基調とした、デコレーションが施されます。風船、パーティーの飾りつけ用の旗等です。

ギフト
主催した友人、招待客は、妊婦へのギフトを持ってきます。ギフトは、実用的なもので、おむつ、タオル、ギフト券等です。ロンパース(つなぎ)赤ちゃん用の衣類もありますが、赤ちゃんの成長は早いので、異なるサイズのものをいくつか用意したりします。紙おむつを積み上げて、ケーキ状に飾りつけ(オムツケーキ)するということも。

私は、オムツケーキ、ロンパース、ぬいぐるみ、ギフト券、赤ちゃん用のフード付きバスタオル等いただきました。また、友人の一人は、ご近所で不要になった赤ちゃん用の衣類を沢山持ってきてくれました。お古ですが、状態はよく、お古でもいいので、沢山衣類が欲しいと思っていたので、とても助かりました。


食べ物と飲み物

日中に開催されることが多いため、軽食、スィーツなどが主流です。ケーキ、パイ、クッキー、サンドイッチ等でしょうか。飲み物は妊婦さんが「飲めない」ので、基本はノン・アルコール。

スィーツ
スィーツ
(C)ぱくたそ

友人に主催してもらったベビーシャワーでは、ケーキ、カサバ・ケーキ、クリームパイ、フルーツなど、スィーツ、デザート系がメインでした。妊娠中、甘いものは控えたほうがよい・・・ということなのですが、妊娠後期、なぜか無性に甘いものが食べたくて・・・結局沢山食べてしまいました😓その他には、フィリピン風焼きそば、パンシットなどが用意されました。しかし、ビールもテーブルにちゃんとのっていました。スィーツにビールってすごい組み合わせ。その日はちょうど、自宅にモヒートの材料があったので、私自身は飲めないのに、モヒートをふるまいました。

何をするのか?

話・情報交換の場
とにかく、皆で会話を楽しむことが主流で、プログラムなるものは特にありませんが、話の途中、妊娠・出産・子育てを経験した女性からのありがたい、助言をもらえたり、出産時のエピソード等、普段は語られることがないような経験談なども友人たちから聞くことができます。

私の友人たちの多くは、妊娠・出産の経験者。そのため、陣痛の長さ、破水してからどうしたのか、病院で出産したのか、自宅で出産したのか、出産時の痛み、オランダの病院で出産した時の経験を話してくれました。

ゲーム
赤ちゃんの性別が知らされていない時は、性別を当てたり、妊婦の腹回りはどれぐらいか?など、皆が楽しめるようなゲームを用意します。

私の友人は、私と旦那をどれぐらい知っているか・・・という、クイズを10問、用意してくれました。私の出身地は?旦那との出会いは?結婚何年目か?等など。簡単な問いですが、かなり盛り上がりました。

ギフト
用意されたギフトを妊婦に手渡します。

もちろん、初めの時点でギフトをみていますが、皆がいる前で開けるのがオランダ流。ということで、いただいたギフト一つ一つ開けて、用意してくれた方々にお礼を言いました。

これは絶対やらないといけないのか?

絶対やらねばならないものではありません。特に、日本では、ベビーシャワーは主流ではないでしょう。実はオランダでも、主流ではないとききます。
どちらかというと、性別のお披露目会を行うことがベビーシャワーよりもよく行われていることです。
ただ、もし親しい友人たちが共に祝ってくれるなら、やったらよい・・・と思います。上記の通り、日中の開催が多いため、食べ物や飲み物の準備は、軽食やスィーツなので、それほど手もかからないのでしょう。

私が経験したベビーシャワー

上記の通り、オランダでは、ベビーシャワーは一般的ではないと、オランダ歴の長いお姉さんに聞きました。なので、子どもが無事に生まれてから、家でお披露目パーティでもと悠長に考えていたのですが、夫とこちらオランダのボランティア活動などで親しくなった友人たちがサプライズで準備してくれました。こんなに、まんまと驚かされたのは初めてです。
私と夫が外出中の間、旦那がこっそり置いていった鍵で友人たちは、我が家に侵入し(笑)、短時間で、部屋をデコレーションし、テーブルに食べ物を並べ、プレゼントを準備して、私が帰宅するのを今か今かと待ち構えていました。「やらない」と思っていたので、誰かが企画・開催してくれた驚きと、夫・友人たちのサプライズに感激しました。よい思い出になるので、親しい友人が妊娠したら、やってあげたいなぁと思いました。

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