ホームベーカリーなしで作る、フィリピンの食卓パン、パンデサル (Pan de sal)[レシピ]

ブログ「パンデサル (Pan De Sal)「塩パン」はフィリピンの国民的パン」で、フィリピン人のこよなく愛する、国民的パンを紹介しました。フィリピンに旅行したら、あるいは帰国したら、パンデサル食べよう♪と思ってくれていたら嬉しいです。

しかし、このパン、フィリピンじゃないと食べられないというわけでは、もちろんありません。オーブンとドライイーストさえあれば、家によくある小麦粉やたまご等の材料で作れてしまいます。今流行りのホームベーカリーなども、あるに越したことはありませんが、なくても作れます。

手作りパンデサル
ジョージアで作ってみた、パンデサル
ぼーっとしていたら、ちょっと焼きすぎてしまいました。あは・・・


材料 

  • 強力粉 :300g 
  • 牛乳 :60ml
  • 水:60ml
  • 砂糖 :30g
  • 塩 :5g
  • ドライイースト :5g
  • バター(マーガリンもOK):20g
  • 油 :少々
  • タマゴ :1個
  • コーンミール :適量(乾燥させたトウモロコシを挽いてできた粉)

手順

1.小麦粉と砂糖、塩をよく混ぜます。そこに、油、溶かしたバターあるいはマーガリン、タマゴを入れます。

粉ふるいを利用するーパンデサルを作る
借りているアパートに、計量カップも計量スプーンもないけれど、粉ふるいはあるのでした。

溶かしバターを入れるーパンデサルを作る
溶かしバター投入


2.牛乳を人肌程度に温めます。そこに砂糖と小麦粉を少々加え、さらにドライイーストを入れます。これを10分から20分ほど放置すると、こんもりと泡立ってきます。

人肌にあたためた牛乳
人肌にあたためた牛乳

ドライイーストを入れる−パンデサルの作り方
人肌にあたためた牛乳に砂糖、小麦粉少々、そしてドライイーストを入れる

ドライイースト
上記を放置するとドライイーストはこのようになります


3. 1に2を入れてよく混ぜます。
※パン屋さんなどではこねる機械などありますが、そのようなものはないので、ひたすら、こねます。
生地をこねる
生地をこねつつ、片手で写真さつえい(笑)

4. ひとしきりこねたら、#3をボウルにいれ、それを濡れ布巾で蓋をして発酵させます(一時発酵)
生地をねかせる
暫く生地を寝かせます
写真では、サランラップがかかっていますが、寝かせるときにはとって、濡れ布巾をボールにかけました。
・発酵には、一時間から二時間かかります。
・発酵が十分ではあるかを確認するために、指で生地を触ってみます。穴が塞がらなければOKですが、開けた穴が塞がる場合は、もう少し発酵させねばなりません。
穴を明けて、生地の状態を確認 パンデサルの作り方
穴を明けて、生地の状態を確認
サイズは、1.5倍ぐらいになりました。

5.   叩くなどして、#4でできた生地の中の空気を抜きます。

6. 当分に分けて、パンデサルの形を作り、それをコーンミールにくぐらせて、オーブンの鉄板に並べていきます。並べる際は、少々隣同士がくっつくぐらいの幅で並べてOKです。

生地をまとめます
手のひらにおさまる、このサイズ(幼稚園児の握りこぶしサイズ)にまとめていきます

生地をコーンミールにくぐらせる パンデサル作り方
表面の白いものはコーンミールです。
形をつくったら、コーンミールにくぐらせます。
隣同士が少々くっつくぐらいに、並べます。


7.   オーブンを50度(我が家のオーブンの最低温度は、60度ほどだったので、60度)で約20分ほど発酵させます。その間にパンがこんもり膨らみます。

オーブンの中で生地を発酵させる
オーブンの中で、少々大きくなった様子がわかります。


8. 170度のオーブンで15分ほどで焼き上げて完成です。
パンデサル完成
パンデサル完成!

作ってみて

やはり、自分で手でこねるのは大変でしたが、それほど、コネまくらずともできます。
材料の目安を書きましたが、実は我が家に計量カップも、計量スプーンもなく(!)目分量!最終的には、もう少し小麦粉を多く入れたと思います。

こんな大雑把に作ってうまくいくものか!と思ったものの、出来上がりは上々。こういうパンデサル食べたことある!という味になりました。

早速、現在離れて暮らしているフィリピン人の夫に自慢すると、「それを持って帰国してほしい」という無茶振りをされました。フィリピン人夫は、異国で自国のものを食べたいという欲求が常にあるようです。今度、作ってあげるから!と約束しました。次回までに腕をあげたいです。

関連ブログ





スポンサーリンク

スポンサーリンク

0 件のコメント :

コメントを投稿

Subscribe