安全、快適、お手頃な宿探し、フィリピンの滞在を楽しむには(4) :宿泊場所を探す

フィリピンに降りたち、経由便で地方に向かう場合もありますが、マニラに一時滞在、ちょっとマニラの雰囲気を味わって地方、セブ・サガダ・プエルトプリンセサ・ボラカイなどのリゾート地に向かう人も結構いるはず。

短期のマニラ滞在で気になるのは滞在先。短期にせよ長期にせよ安全、快適、お手頃な値段の滞在先を見つけたいものです。お値段が高くてOKであれば、ある種宿探しは困らないと思うので、安くそして、安全に考慮する宿探し情報を特に初フィリピン、あるいはフィリピン数回目の方にシェアしたいと思います。

短期滞在の場合

短期滞在のオプションは、以下に上げるとこのようになります。

①ホテル/ホステル/イン
②NGOが運営する宿
③友人宅
④カウチサーフィン
⑤ノマドシェア
⑥Airbnb


安い宿泊先は立地・値段から判断したほうが賢明です。

場所選びのポイント

滞在目的によって宿泊場所が変わりますが、数日後地方への移動を控えている人は空港からそれほど遠くはない、マニラ市マラテ・エルミタなどの繁華街にあるホテル/ホステル/イン、あるいはマカティを選ぶ傾向を見ます。

空港からのアクセス良しのマラテ・エルミタ

マラテ・エルミタなどは、夜遊びが好きな人、どこかカオスな街の様子が好きな人にはおススメですが、よほど立地上の利点がない限りはおススメしません。旅行者で且つフィリピンに慣れていない様子を醸し出してその界隈にいると怪しい人にあう確立も高くなるでしょう。
マニラ湾からの夕日

しかしそれでも、マニラ市はタクシーで30分〜1時間圏内、空港から近く一日マニラを観光する拠点としてはもってこいの場所です。

マニラは電車が通っておりますので、その電車の駅や幹線道路などから近いというのも選ぶポイントになると思います。

商業地区のマカティ

マカティは、ビジネス・商業地区。これがマニラ!と驚く観光客もいるほど、街は整然としており、高層ビルが立ち並んでいます。またデパートが多く、ここでショッピングを楽しむ観光客の姿をよく見かけます。

マカティのビジネス街にあるホテルのお値段はかなり高いのですが、ビジネス街や繁華街からちょっと外れた地域にお手頃なホテルなどもあります。その場合は電車の駅から遠くなりますが、ビジネス街であるためメーター制のタクシーが多く、空港からも近いです。

ケソン市(大学地域周辺)

ケソン市は空港からタクシーで1時間から1時間半かかります。メーター制のタクシーで400ペソほど。コンドホテル(コンドミニアムの部屋の一室を開放している宿泊先)がそこそこの数が存在しております。
また、フィリピン大学構内にはホステルがあり、部屋数もそこそこあり、朝食なども注文可能で、ケソン市地域の滞在拠点としてはおススメです。

UP hostel(外部リンク)

①ホステル/イン/ゲストハウス

著者は地球の歩き方、ロンリープラネットなどを参考にすることしばしですが、近頃はGoogleマップなどで簡単に検索ができます。ガイドブックのレビューが参考になります。時々、日本人とフィリピン人夫婦で運営するゲストハウスなども検索すると引っかかります。日本語でのウェブサイトがあり、安心かと思います。お値段は800〜3,000円ほど。

②NGOが運営する宿

ケソン市にあるisisというNGOのビルの宿泊施設は入居者の数が限られていますが、宿泊施設が整っています。isisでの宿泊は門限付きですが、食事も用意してくれます。何より、フィリピンの典型的な木造作りの建造物です。

また大学構内にある建物で、NGOが管理する場所があります。アテネオデマニラ大学のISOでは、研究者などが短期で滞在できるようになっています。お値段は1,500~3,000円程を見ておいたら良いと思います。

このオプションは著者のお気に入りですが、タクシーで向かうときは運転手さんがうまく見つけられない場合もあります。ですので、住所の他に目立つ建物の有無などを予約時に聞いておくのもポイントです。

③友人宅

フィリピンに友人がいるのでしたら、安心ですね(^_^;)ただ、上記と同じく目印となる建物や、地元の人が使う地名・名称は聞いたほうがよいでしょう。

④カウチサーフィン

カウチサーフィンに登録しているメンバーの家に泊まる仕組みで、現在130万ほどの会員がいるとか。一つのオプションとして考えてみるのもいいかもしれないと思う今日このごろです。

⑤ノマドシェア

マニラのノマドシェアは短期滞在なら一泊素泊まり500ペソ(約1000円)から利用できるシェアハウス。友人がマニラ滞在に利用していました。

⑥Airbnb
民泊ですが、海外出稼ぎ労働者(OFW)が投資として、コンドミニアムを購入することがある種のブームとなっていましたが、新居は使われぬまま数年あるいはそのOFWが帰国時に宿泊するにとどまるということがただ多いとのこと。しかし、近年民泊が定着しつつあり、フィリピン旅行時のオプションとなりそうです。
値段の相場はマニラで2,000円から。

中長期滞在の場合

これはホテルに宿泊するよりはどこか月単位で場所を借りたほうが安く済みそうです。
短期滞在の場所を拠点にして以下のオプションから場所を探せるのではないでしょうか。

①学生寮
②コンドミニアム
③個人民家の一室を借りる

①学生寮

滞在が勉強目的でない場合も、空きがある学生寮に受け入れてもらえる可能性があります。ただ、学生寮の契約は最短で半年契約というのが殆ど。そして、半年にみたない場合は、半年分払えと言われることがただあります。著者の知る学生寮は短期の滞在もOK。そういった場所がいくつかありますが、探すのに困難かつ、いつも人気です。

値段は一ヶ月、3,000~10,000ペソ(約6,000〜20,000円)ほどです。安い場合はお部屋のシェアという場合もあります。プライバシーはありませんが、滞在費を安くする一つの手段です。

②コンドミニアム

コンドミニアムの管理オフィスに訪れて交渉です。上記のように半年、1年という契約がほとんどですが、大学に近い場所になると中長期滞在を受け入れてくれる場所があります。コンドミニアム、家具付きで8,000~20,000ペソ(16,000〜40,000円)程です。ただし、光熱費は別。20,000ペソもするのはお部屋がいくつかある場合で、すでにかなりよい物件にはいります。友人とシェアして住むというのも利点があります。

③個人民家の一室を借りる

街中を歩いていると電信柱に住居者募集の張り紙、あるいは軒先に貼っている場合があります。フィリピンの一般的なお宅の様子を知ることができる、またそういう家の場合はフィリピン人でお勤めをしている人がお部屋をかりていることもあるので、友達になってフィリピンの文化にどっぷりという楽しみ方もありおススメですが、交渉力と現地の金銭感覚が必要です。

初めに月の寮費がいくらで、それには何が含まれているのか、そして出るとき(心変わりして他に住む場所を見つけたりした場合など)にはいつまでに知らせなければならないのかは必ず聞くべきです。ちなみにパソコン一台の持ち込みにつき100~200ペソの加算、携帯の充電に100ペソ加算など細かいメニューがあることもしばしばです。日本円で4〜500円の加算ですが、あとから要求されるというのは気分が悪いものです。ちなみに4〜500円の加算に何が変わるのかと思われるかもしれませんが、電気代が高いフィリピンでは月の電気代の支払いに大いに足しになります。

全体的に

短期・中長期の滞在ともに以下の事を確認することをおススメします。
☑ドアの鍵がしっかり掛かるのかを確認すること
☑シャワーがお湯が出ると歌っている場合も使う前に出してみて確認。
☑エアコンが付いている場合は同じく確認。

それらが壊れている、あるいはドア鍵の締りが悪い場合は部屋を交換してもらうように交渉することが大切です。

交渉の際、一歩も譲らない気持ちと毅然とした態度が大切だけど、高飛車には決して頼まないこと。フィリピン人は親切・そして人間関係を非常に大切にするひとたちですので、本当に困っている・鍵がかからなくて心配している様子を伝えれば、協力してくれます。ただ、高飛車・高圧的に頼んでしまえば、その人間関係も築けません。権利を主張する以前に、地元の文化に即してアプローチする方法をおススメしたいです。※何度となく強く言いすぎて話がこじれた-などの失敗談をきいています。

あと、当たり前ですが部屋に貴重品を置いておかない。友人がバックパックの底に隠しておいた現金が盗まれました。ホテルにセーフティボックスがある場合は預けるのがよいです。セーフティボックスがない場所は個人管理となりますが、持ち運びの際はスリ・置き引き注意です。バックに貴重品が入っている場合は、格好悪いけど前に背負うことでそれらを防げます。



マニラは、怖い場所。そう思われてしまっています。住んでみた経験からするとそれほど危険!というわけではありませんでしたが勿論、絶対安全とはいえず、外務省渡航関連情報、海外安全ホームページではいつも注意を呼びかけています。

外国人が巻き込まれるであろう犯罪や事件の種類は軽微な犯罪、すり、置き引きから、詐欺、誘拐、自然災害に巻き込まれるなどで、旦那の故郷の活火山マヨン山に登山中の外国人登山客が火山の噴火に巻き込まれ5名の死亡が確認された他、負傷者多数というニュースがありました。油断はできません。程よい緊張感を持つこと、現地のニュースをアップデートすることが大切だと感じます。

フィリピンは、タイなどのようにほかの国と地続きではないために「フィリピンに行く」ということを目的としない限りは、行く機会がなかなかない国です。然し、近年フィリピンの語学留学ブームなどがあり、学生さんの渡比が増えました。語学の他にも見所盛りだくさんのフィリピン、是非長短期の旅行をご検討あれ♬

スポンサーリンク

スポンサーリンク

0 件のコメント :

コメントを投稿

Subscribe