ミラオーとナガ市の境目 ”Welcome to Naga City” とあります |
首都マニラからは南東へ377km、夜行バスでマニラから8時間ほどの距離。1573年に開市し、教会や政府機関もこの地にあります。面積は84.48 平方kmと比較的小ぶりなこの都市、東西南北に2キロの圏内にお店、大学などが集中しており、ぶらりと歩いて回りきれる距離です。人口は2000年の調査で137,810人。27のバランガイ(町、集落)があります。
この地が賑わうのは、年末年始の帰省シーズン。台風等の通り道で自然災害の影響を受けるこの地はフィリピンの中でも比較的貧しい地域。そのため都心に働きに出る人たちが多いのですが年末年始は彼らが田舎に戻り、家族と共に過ごす時間です。そのため帰省のバスとして年明けのバスは予約してもチケットが中々取れないという活況ぶり。そして、もうひとつは9月のペニャフランシア祭りです。この時期はこの地域出身者以外にも多くの人が訪れ市内のホテルも一杯になるといます。
ナガ市の構成
中心に川が流れ、繁華街の東西南北を取り囲むように比較的交通量が多く、広い道路が走っています。繁華街の東部に位置しお洒落なお店の多いマグサイサイ通り、バスターミナルの前を走る南部パンガニバン通り、西部のバグンバヤン通りなどです。
ナガ市の西部地域~プラザ~大聖堂~アテネオ・デ・ナガ大学~市場地域
リザール公園(Plaza Rizal)
繁華街の混みあった地域に突然現れる公園。南北に100m、東西に50mほどのこの公園は市民の憩いの場。公園の中心にはフィリピンの英雄ホセ・リサールの像がそびえたち、周囲ではピーナッツ、バーベキュー、果物などが売られる露店が並び活況です。それらを頬張りながら、木陰で休む人たちも見られます。また、公園にはステージも設けられ、現在はナガ市の飲食系企業の協賛でクリスマスのデコレーションがなされており、夜のイルミネーションを見に集まる家族連れが多く見られました。
大聖堂(Naga Metropolitan Cathedral)
リザール公園から歩くこと約10分弱、ロマネスク様式の大聖堂とそこに併設された修道院が見えてきます。1595年に建てられたものの1769年に火災で大きなダメージを受けます。
その後再建されましたが1856年には台風、1887年には地震によりダメージを受け修復・再建がされています。
前回訪問した時は、同教会内で結婚式が行われており、ちょうど花嫁さんがメインのドアの前で教会のドアが開かれるのを待っている姿を見かけました。
天井は高く、東南アジアの強い太陽の光がステンドグラスを通じて柔らかに差し込み、美しい教会でした。
<ナガ市を歩く-シリーズ1、2、3>
ビコール地方の中心都市、ナガ市を歩く1‐リザール公園~大聖堂‐
ビコール地方の中心都市、ナガ市を歩く2‐アテネオ・デ・ナガ~市場‐
ビコール地方の中心都市、ナガ市を歩く3‐ビコールエクスプレス‐
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