オランダ子育ー子どもたちの遊び場

オランダのハーグにはいくつか子どもの遊びがあります。それらの場所は、週一回、あるいは数回、一回2時間~2時間半ほど開放されています。子どもにとって同年代の子どもと接することができる場所であり、他のママたちとも交流ができるので孤立しやすい子育てママの味方です。
娘が大きくなり、他の子どもたちとも遊べるだろうと思い、一週間に1回~最大3回連れて行っております。

オランダの遊び場
オランダの遊び場


どんな場所?

オランダにおいての子どもの遊び場は、文字通り、子どもが遊べる場所を提供しています。子どもたちが安心して、遊具やおもちゃに夢中になったり、他の子どもたち遊んだり、そしてママ(パパ)が交流できる場所です。対象年齢は、0歳~4歳と就学前の子どもが対象です。(小学生が学校を終えた後に遊べる場所もあります。)
私の知る遊び場は、ほぼ室内ですが、開催場所の前に公園などがある場合は、そこでも子どもたちが親やボランティアさんに見守られながら遊んでいます。
室内には、おもちゃや本等があり、こどもたちが思い思いに遊ぶことができます。遊び場には、緩めのスケジュールがあり、●時~●時までは、外の公園で遊ぶ時間、室内遊びの時間、歌の時間、おやつの時間等です。
親は遊び場が開催されている時間内であれば、何時に来てもOKです。子どもが出かける前に寝ちゃったりすることや、遊び場に行った後、疲れてぐずり始めたので帰りたいというのもOKです。
ちなみに、こうした場所を提供しているのが、行政ではなく、ボランティア団体で、運営に携わる人もボランティアさんで、有給(パートタイム)はごくごく少数です。

言語グループ別の遊び場

遊び場は、もちろんその近隣地域に住んでいる人が利用するというのが一般的ですが、言語グループごとの遊び場も存在しているようです。私の知る限り、英語話者、スペイン語話者、アラビア語話者、インド人、インド系の遊び場等。言語の表記がない場合は、オランダ語が使用言語です。

私は、オランダ版の保健所と言える、consultatiebureau(コンサルタンティビューロー)/相談局(CB)から英語グループの遊び場を紹介していただいたのですが、少々遠いので、そちらに所属しつつ、つい最近、居住地区にある遊び場に行き始めました。
英語のグループは、どちらかというと駐在の人が多いようです。遊び場のある地区も、家賃が少々高い地域にあるためか、参加する人たちの職業も、弁護士、多国籍企業務め等で、高所得層が多い印象です。(参加した時に、夫と私の職業も聞かれました😓もちろん、興味から・・・だと思いますが、出会ってすぐにこういう質問とは・・・とちょっとだけ、ぎょっとしました)一方、私の居住地近くの遊び場は移民地区でもっと気楽な感じです。


実際行ってみて

子育て相談の場所

国籍、人種が異なる子どもたちをみて、身体的な構造が違うことや、赤ちゃんの成長の差などを見ることができ参考になります。遊び場に来ていたオランダ人や東欧系の赤ちゃん、体が結構がっしりしていて、手足が大きかったり、赤ちゃんは髪の毛が薄かったり、一方、アジア人の子どもの手足は、それらの子どもと比べると華奢だなぁと思ったり、わが子髪毛がふさふさだなぁなんて思ったりします。
わが子の成長が他の子よりも遅いとか、そうしたことを気にしていませんが、目安があること、またそこに来ているお母さんに子育てについて聞けること、どう子どもと接しているのかを見たり、聞いたりできるのがありがたいです。

娘が他の同年代の子どもたちと遊べる?場所

我が子は、また他の子どもたちと一緒に遊ぶという年齢ではありませんが、同じぐらいの年齢の子どもたちに興味をしめしており、彼女なりのコミュニケーションを取ろうとしています。

色んなおもちゃが試せる場所

現在定期的に通っている遊び場には、いろんな種類のおもちゃがあります。また、おもちゃだけではなく、滑り台、ボールのプール、トランポリン、楽器(ドラム、キーボード、ウクレレ等)、歌絵本、お絵描き道具・・・本当にいろいろとあり、娘が何に興味を持つのか、楽しく観察しています。観察しながら、そろそろお絵描き道具を買ってもいいかなぁとか、滑り台楽しそうだから、我が家にあったらいいなぁ等と今後の娘の遊びスペース充実のため参考にもしています。

お腹がすいたらおやつも出ます

遊び時間の合間におやつが出ます。おやつは、フルーツとレモネード。フルーツは、子どもたちが食べやすいようにボランティアさんがカットして出してくれます。我が娘は、ここで、大好きなバナナを頬張っています。

アグレッシブな子どもも・・・

注意すべきは、アグレッシブな子ども。悪気はないようですが、おとなしく座って遊んでいる我が子が押されて、それらの子どもたち倒されるということがしばし😓転ぶのも遊びのうちですが、床に頭部を強打しないように気を付けないといけません。

あと、気になるのが、やたら娘に興味を持つ3歳児がいるのですが・・・遊び場で娘を見かけると、娘のところにやってきて、娘が行く場所についていきます。何がそれほど気になるのでしょうか・・・1歳女児が3歳男児に付きまとわれる(笑)男のお母さんも困惑中でした。

衛生

こちらは土足です。子どもたちの遊び場ももちろん土足。なので、床も汚れています。遊び場でちょっと遊ぶと、娘のズボンの膝、手や足が黒くなっています。娘はハイハイしながら、床掃除をしているようなもので(笑)・・・気になるところですが、他のお母さんたちはそんなことは意に介していません。驚いたのは、他の子どもはおやつを手にしたまま床を這っており、そのあとそれを食べていたこと・・・こうして、こどもの免疫が鍛えられていくのだと自らを納得させました。
寛容にならないとやっていけないなぁ・・・と思いつつ、娘の顔に発疹があり、そうした手で引っ搔いて悪化させないようにしなければと、注意しているところです。

遊び場に娘を連れて行くようになって、毎日が本当に慌ただしく過ぎていく感覚を覚えますが、日々の生活にリズムができたこと、娘が他の子どもと触れ合う機会ができたこと等、何よりも緩いコミュニティ、人とのつながりができるというのは良いことだと感じています。



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