簡易ジプ二ー工場:こうやってジプ二ーは作られる

静かな目覚めをぶち壊す金属を叩き、接合する音が早朝の近所から聞こえ、ここ一ヶ月とどう対処すべきか悩んできました。近所と言っても我が家の前の田んぼすぐ横に建つトタン屋根の簡易な小屋から聞こえてきます。その距離我が家から5メートルほど。

ジプ二ーの骨組み
ジプ二ーの骨組み
そんな騒音の中何をしているのかというと、ジプ二ーの骨組みを作っています。そう、我が家の家の斜め前に突如簡易ジプ二ー工場が出来てしまいました。作業に当たっているのは5名ほどのコミュニティの男性。完成後販売する予定なのでしょう。

修理工の相場はいくら?


いくらぐらいもらっているのか、作業者の給与が気になるところです。ちなみに家屋建設者の給与のレンジは200~350ペソというのが私の生活する地域の相場。レンジの理由は、単純肉体労働と技術者に分けられるためです。ジプ二ーが一台、300,000~150,000ペソぐらいとのことですから、家屋建設労働者前後は受け取っているのでしょう。

ちなみにフィリピンには最低賃金法があり、その法令を順守しなければなりません。上記の金額は実際この地域の最低賃金に届かないことがしばしばです。しかし、こうした田舎町で現金収入を得られる仕事があるだけでありがたいため、雇われた人は何も言いません/言えません。

簡易ジプ二ー工場、だから・・・

一台、お手本となるジプ二ー、そのとなりに組み立て中の中古ジプ二ーを置いて、比べながら作っています。もともと工場ではなかったところで、ジプ二ーを作ったことがない人が大半の中での作業とのこと、ジプ二ーの構造は複雑ではありませんが、車体も大きく時間もかかるわけです。

覗きに行った時には、後部の座席の底部の組み立てと屋根の接合が終わった所でした。溶接にゴ―グルを使っていないので、大丈夫なのかなぁという心配をよそに、作業は続きます。具体的な日にちは教えてもらえませんでしたが、あともう少し完成するとのこと。

流石に朝6時台から作業音は聞こえなくなりましたが、朝8時から始まるこの音は昼食時を除いて夕方の5時まで続きます。

こちら、日本での騒音の感覚とはことなること、またこのコミュニティ大体が親族同士であるため、もめごととなることを避けるため苦情は言いません。なので一日中うるさいことは、コミュニティの中ではある種仕方がなく受け止められ、対処はしません。

ジプ二ーの組み立て作業が覗けるというのは楽しいものの、騒音が半端なくうるさいので早く完成させてほしいと思う今日この頃です。

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