今日は13日の金曜日、不吉な日なの?

 今日は、13日の金曜日。確率的には一年に1回あるいは2回はある(13日が金曜日になるケースは他の曜日に比べて確率的に多い)ケースなので、それがどうした・・・という感じですが、西洋では不吉な日として考えられています。

13日の金曜日、なぜ不吉なの?
13日の金曜日、なぜ不吉なの?
(西欧では黒猫は不吉と言われていますが、日本では福猫とのこと!猫は人を幸せにするので、福猫であることは納得です)



不吉な日、不吉な数字

日本では、不吉な数は、四,九です。「死」と「苦」を連想させるからですが、日本だけではなく東アジア、漢字を用いる文化では、日本と同じく4が不吉とされているそうです。
国によって色々ですが、西欧圏においては、13、666などが不吉な数字とされています。

それなりの数が存在するフリガトリスカイデカフォビア、トリスカイデカフォビア

例えば、アメリカでは、1700万人から2100万人の人々が、フリガトリスカイデカフォビア(friggatriskaidekaphobia、「金曜日」の名前の由来となった北欧の女神フリッガから名付けられた)、あるいは13という数字を恐れる「トリスカイデカフォビア(Triskaidekaphobia)」だといわれています。

この日に飛行機に乗ったり、商談をしない、仕事に行かない!、外出しないということもあります。
13階がないビル、13人の客がいるテーブルで食事をするのを拒否する夕食客もいるし、13列のない航空会社もあります。ベルギーのブリュッセル航空のロゴは当初13個のドットがアルファベットの小文字の「b」をかたどるデザインでしたが、就航前にすべての機体にドットが描き足されたそうです。



13日の金曜日が不吉だとされる理由

諸説あります。

13という数字が不吉であるという考えは、北欧神話にさかのぼります。神話によると、12人の神々がヴァルハラ(北欧神話における主神オーディンの宮殿)で宴会を開いていました。そうしたら、13番目の招かれざる客である災いの神ロキがやってきて、盲目の神ホドルを欺き、喜びと快楽の神バルダーを矢で射てしまいました。


イエス・キリストが処刑される前に弟子たちと時間を共ダヴィンチの「最後の晩餐」の絵画でも知られていますが、イエス・キリストと12人の弟子の13人が参加しています。13人目の客は、イエスを裏切り、金曜日に磔にされた弟子、イスカリオテのユダでした。

また、13日の金曜日はアダムとイブが知識の木から禁断の実を食べた日、カインが弟のアベルを殺した日、バベルの塔が崩壊した日、ソロモンの神殿が破壊された日と言われていますが、こちらについては、確証はないようです。また、イエスが十字架に架けられた日は金曜日で、13日であったとも言われますが、これも定かではありません。

テンプル騎士団が1307年の10月13日金曜日に壊滅したからという説もあります。

一方、神話や宗教を越えて、多くの人にとって13という数字は、あまりきもちのいい数字ではありません。一年は12カ月、時計は12時間、そして12星座、オリンポスの12の神々。13はそれに1を足したというなんとも微妙な数です。

さらに、1980年に公開された映画「13日の金曜日」ですっかり、この日がなんだか不吉な日であることが印象付けられたと思われます。(ちなみに、私は有名な同作品ですが、●人映画は怖くて、後味悪すぎて、観た日は夢に出るので観たことはありません。)

13日の金曜日を実感した日

そんな、こんなで、すっかり悪者になった13日の金曜日。とは言え、フリガトリスカイデカフォビア、トリスカイデカフォビアではない限り、ふと気が付くと13日の金曜日だった・・・ということがほとんどかと思います。
私もこれまで特に意識することはありませんでしたが、この13日の金曜日の故に事故を未然に防げたということがありました。

かなり前の話ですが、仕事でフィリピンに出張に行き、日本に帰国する帰りの便が聖週間の金曜日、かつ13日でした。現地の人が最も外出を嫌がるタイミングゆえに、飛行機の便が取れたのですが、問題は空港までの足です。信心深い現地の人は、この日はイエスキリストが十字架に掛かった日であるため、守ってもらえないと思い、外出を控える傾向にあります。この特に聖週間の金曜日はお店も閉まり、そのため公共交通手段である、バスやタクシーがあまり走っていません。

ようやく見つけたのは、かなりぼろいタクシーでした。通常だったら、こういうタクシーはつかまえませんが、あまりにもタクシーが走っておらず、仕方なく乗車しました。しかし、暫く走ったところで、運転手は車を停車し、他のタクシーに乗り換えるように行ってきました。

理由を聞くと、車のブレーキがあまり効かない!とのことでした。聖週間の金曜日であり、しかも13日ということもあり、事故があるかも・・・と思ったのか、途中で車を停めたようです。タクシー修理に出しとけ!とツッコみたくなります!聖週間の金曜日、かつ13日の金曜日ではなかったらこのまま空港まで走って行ったかもしれません。聖週間の金曜日ということもあり、事故を起こす可能性が高い車両に乗りづつけることなくすみました😓そういうことがあって、13日の金曜日を時々意識するようになりました。

関連サイト

フィリピン人にとって大切な週間ーホーリーウィーク(Holy Week)/聖週間 どのように過ごすのか (復活祭:イースター/Easter Sunday)

参照ウェブサイト
A 13-dot logo, deemed 'unlucky,' is scrapped by Brussels Airlines - Business - International Herald Tribune

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