ドゥテルテ大統領のお休み‐ただの休息かそれとも深刻な病気か?

大統領就任時から、フィリピンのドゥテルテ大統領は強い痛みどめを使っているという話があり、それゆえに深刻な病気、もしかしたら癌なのではないかと疑われていました。癌という噂は打ち消していますが、偏頭痛持ちであり、過去に急性気管支炎などを患っていたことを本人もみとめています。

このほど、大統領となって初めてのフィリピン独立記念日(6月12日)の式典にも不参加、独立記念日前日の6月11日、マラウィ市での交戦で亡くなった兵士の遺体をビリヤモール空軍基地で迎え、水曜日に予定されたいた、フィリピン麻薬取締局の記念式典、およびダバオ行きのフライトもキャンセル。それ以降公の場に全く姿を見せない大統領にまたこの”うわさ”が浮上しました。

しかし6月15日に撮影されたというヘリコプターを背に、ダバオに戻ったというキャプションと共に写真が掲載され、病気疑惑を打ち消していますが、いつ、公務に復帰するかという発表はありません。

Bong Go 撮影のドゥテルテ大統領の写真
Bong Go氏 撮影のドゥテルテ大統領の写真




政府の報道官アベリヤ氏は、「大統領の健康状態は良く、ただ休んでいるだけ」と述べ、大統領が数日前に医者に会ったかどうかについて、「私はそのようなことには関与していないが、大統領が主治医とあったであろう」と断言を避けました。大統領が病気であるのかという質問に対して、心配することは一切ないと発表。

大統領は、定期的に2人の医者に診察を受けており、自らの健康管理をしています。胸に痛みを感じるため、睡眠時には酸素濃縮器を利用しているのだとか。

大統領が本当に病気なのか、公的な場に姿を見せないということは何を意味しているのか、現時点のニュースソースだけでは断言できませんが、年齢を考えると、病気であってもおかしくはありません。病気でない場合でも、体力的にキツイことを考えるとこの先6年の任期を全うできるのでしょうか?

大統領が病気であるばあいは、1987年憲法の12項、7条項に大統領が深刻な病気の場合は、その旨を一般に伝えるべきと記されています。

いずれにしても、成り行きを見守ります。

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