驚きのオランダ人の行動ーカルチャーショック(1)

郷に入っては郷に従え。

とは、いうものの、時に従うことがためらわれる習慣があります。また、ためらわないまでも日本とはかなり異なるなぁと思わされる行動があります。

食器用洗剤を洗い流さない

食器はほとんど食器洗い機に任せますが、時に手洗いということもあります。そんな時には、一つの流し台に水を張って、手のついたブラシで汚れを洗い、もう一つの流し台にも洗剤水を張っておき、そこに汚れを落とした食器を投入。洗剤水からあげて、布巾で拭いて終了。

え、水で洗剤流さないのですか?と聞くと、こうやってきたのだから・・・洗剤で菌も殺されているはずだし、身体には害はない!とあっけらかん。しかし、日本人であるわたしは時に、奇麗に見える食器を疑ってしまいます。

たまる洗い物 
写真(c)すしぱく


衛生概念?

パンを買った時、そのパンをテーブルにじか置き。お皿の上とかでもなく、どかっと、テーブルの上に置きます。いや、そのテーブル奇麗なのかもわからないのに・・・
おそらく、アジアに比べて乾燥しているため、雑菌の繁殖が抑えられているものかと思います。

日本でよく3秒ルールなどの言葉がありますが、ここでは少々長めの5秒ルール。菌がそれほど活発ではないからなのでしょうか。

購入した生野菜、洗わない人も。レタスなど、洗わずちぎってテーブルに出した時にはたまげました。準備してくれたオランダ人友が去ったあと、こっそり洗ってしまった私。

雨でも、雪でも、自転車生活

日本だと、雨が降って自転車を使う人は少ないはず。あるいは傘を片手に起用に自転車を運転する姿も見られます。しかしここでは、雨でも、雪でも自転車生活です。そして、ちょっとした雨なら、傘もレインコートもなく、自転車を颯爽と乗りこなすオランダ人の姿が。

しかも、雨の中子どもを乗せて颯爽と走っています。オランダ人強し!

私も雨でも雪でも洪水でも自転車に乗るタイプですが、雨では流石にレインコートを着ます。ここでは、大ぶりない限りはレインコートを着ません。おそらく、雨が多い気候で人々は慣れてしまっているからなのでしょう。

安売りに敏感

年配のオランダ人女性の大家さん、何か安売りがあると知らせてくれます。買わないと、損をしたような気分になるぐらい、その品物をすすめてきます。(※大家さんはその安売り店とは何の関係もありません)。

倹約家である国民性が現れています。しかし、一方で他国で何かがあれば、寄付などをする国民性。ただの”ケチ”ではなく、ポリシーあるケチだと言うべきでしょうか。

つい最近その大家さんと連絡をとった時のこと、「うちに泊まりにいらっしゃい。もちろん無料よ」と返信いただきました。「無料」を知らせてくれる配慮はオランダならではなのかと思います。

3度のキス

親しい人との挨拶は頬にキスをします。とはいうものの、実際には唇は頬には触れず、頬と頬をタッチするような様子となります。順番は左・右・左です。

フランスだと2回、アメリカ、フィリピンだと1回、スイスのドイツ語圏では3回など国によって、時には国の中でも回数が異なります。例として、フランスは大体の場所で2回ですが、地方によっては4回。ただ、オランダでは3回が一般的です。キスは相手との親密さを表しますが、回数が多くて参ります。

さらに、オランダ人は平均身長が高いため、キスの時は相手がいつもかがむような格好に。文化の違いというよりは、身長差を肌で感じるのでした。

異文化での戸惑いもありますが、とてもフレンドリーでオープンなオランダ人。
オランダ人とその生活を引き続き、ウォッチしていきたいです。


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