毎年9月の第二週目の週末、今年は9月10日、11日に、オランダのオープンモニュメントデー(オランダ語ではOpen monumentendag)という全国的な行事が開催されました。この日には有名ながら通常は公開されない場所、建物やあまり知られていない建物が一般に公開されます。
というわけで、土曜日はビネンホフとその周辺をまわってきました。ビネンホフ(Binnenhof)はかつては伯爵のお屋敷でしたが、現在はオランダの行政の中心地です。
今回は受付側から入り、騎士の館(リデルザール:Ridderzaal)までぐるりと館内を見て回ることができました。
流石に政治家や各国要人が出入りする建物、入場に際してはX線検査がありました。X線検査を終えると、受付のある間に通されます。受付は、ホテルのフロントのような印象をうけます。受付の前には大きな鶏の絵画が掛けてあります。
受付の背後の部屋には、議会の写真パネルが展示してあります。私が認識できる数少ないオランダの政治家、(何かと話題の)右派ヘルト・ウィルダース下院議員の姿も写真にありました。パネル展示を見た後は、上の階へ。
階段頭上には国王のお写真が飾られていました。
建物全体は古く、しっかりとしていますが建物そのものはコンパクトでそこまでの華美さは一部の部屋をのぞいて、あまり感じません。行政のための建物なので、華美さは期待すべきではありませんが・・・
オランダ、一院(Eerste Kamer der Staten-Generaal)へ。ここは、1848年以来、オランダ第一院(上院・元老院)が議事堂として利用しています。その中心にはウィリアムII世の肖像画が掲げられています。天井を見上げるとペインティングが、そして目を凝らしてみると木製であることがわかります。
ずんずんと中に進んで行くと、二階からビネンホフ中庭が望めます。
開放日なので、ビネンホフ内の大小さまざまな会議室が一般公開されており、通りすがら部屋の中をのぞき見ることができます。会議室の中にはシャンデリアがかかっているものもありました。
ビネンホフの一つの目玉は、Trêveszaalです。ここは、1696年にフランスの建築家によってデザインされました。四方にあるペインティング、シャンデリア、豪華な内装が印象的なこの部屋は、要人を招いたときに接客する間として作られたといいます。現在は、大臣クラスの定期的な会合、また外国からの国を代表する客がある際に利用されています。
ビネンホフ観光の最後は、騎士の館(リデルザール:Ridderzaal)。毎年9月の第三火曜日、オランダの国会が開会になる日に国王がスピーチを行う場所です。木製の高い天井、広い講堂にはオランダ各州の紋章が掲げられています。
ちなみにオランダ国会開会の日は、テレビでもその様子が報道されます。
ハーグ在住であれば、国王陛下が宮殿の執務室から、ビネンホフに馬車で向かう様子が見学(平日のしかも日中ですが)できます。
ここハーグでは約90か所の建物が公開されました。殆どは、街の中心地にかたまっていますが、スケフニゲン(Scheveningen)や、(Segbroek) (Loosduinen)の方にも興味深い建物や催しがあります。行政に関連した建物は土曜日のみの開放となっている場合が多いため、それらの建物を土曜日にまわり、周辺地域へは日曜日に行くというのがベストのプランかと思います。
Open Monument dayのウェブサイトはオランダ語ですが、からそれら建物や関連イベントの情報を入手できます。また、それらの情報、詳細が書かれたPDFファイルのダウンロードでき、スマホ用のアプリもあり、携帯を片手にモニュメントデーを楽しめます。
また、デジタルではなく印刷されたブックレットも準備されており、それらは図書館や市役所などの公共機関で配布されておりました。私の携帯はwifiが使えないため図書館に立ち寄り一冊入手しました。135ページのブックレットはカラーでかなりしっかりしたもので、英語とオランダ語で書かれております。これフィリピンだったら有料で販売しているよなぁと思ったりしました。
今年逃してしまったけど、来年こそはという方は、9月第二の週末、どうぞお忘れなく。
それにしても、オランダ(ハーグ)ってイベント多いなぁと思います。6月には野外無料コンサート(Parkpop)、大使館の日、美術館週間などなどその他多数・・・政府や非営利・営利系団体のウェブサイトなどチェックしてなかったら逃してしまいます。今月は、ここ平和と正義の都市、ハーグは国際平和の日を祝うイベントが目白押しです。
こうしたイベントがあることで、人々が外出し、お金が動くという合理性の表れなのでしょうか。
Open Monument Dayのウェブサイト |
というわけで、土曜日はビネンホフとその周辺をまわってきました。ビネンホフ(Binnenhof)はかつては伯爵のお屋敷でしたが、現在はオランダの行政の中心地です。
今回は受付側から入り、騎士の館(リデルザール:Ridderzaal)までぐるりと館内を見て回ることができました。
騎士の館(Ridderzaal)の外観 |
流石に政治家や各国要人が出入りする建物、入場に際してはX線検査がありました。X線検査を終えると、受付のある間に通されます。受付は、ホテルのフロントのような印象をうけます。受付の前には大きな鶏の絵画が掛けてあります。
ホテルのような受付 |
オランダ議会の様子をパネルで展示 |
建物全体は古く、しっかりとしていますが建物そのものはコンパクトでそこまでの華美さは一部の部屋をのぞいて、あまり感じません。行政のための建物なので、華美さは期待すべきではありませんが・・・
オランダ、一院(Eerste Kamer der Staten-Generaal)へ。ここは、1848年以来、オランダ第一院(上院・元老院)が議事堂として利用しています。その中心にはウィリアムII世の肖像画が掲げられています。天井を見上げるとペインティングが、そして目を凝らしてみると木製であることがわかります。
ずんずんと中に進んで行くと、二階からビネンホフ中庭が望めます。
ビネンホフの一つの目玉は、Trêveszaalです。ここは、1696年にフランスの建築家によってデザインされました。四方にあるペインティング、シャンデリア、豪華な内装が印象的なこの部屋は、要人を招いたときに接客する間として作られたといいます。現在は、大臣クラスの定期的な会合、また外国からの国を代表する客がある際に利用されています。
天井にも絵画が・・・ |
ちなみにオランダ国会開会の日は、テレビでもその様子が報道されます。
ハーグ在住であれば、国王陛下が宮殿の執務室から、ビネンホフに馬車で向かう様子が見学(平日のしかも日中ですが)できます。
国王と女王のための椅子 |
Open Monument dayのウェブサイトはオランダ語ですが、からそれら建物や関連イベントの情報を入手できます。また、それらの情報、詳細が書かれたPDFファイルのダウンロードでき、スマホ用のアプリもあり、携帯を片手にモニュメントデーを楽しめます。
また、デジタルではなく印刷されたブックレットも準備されており、それらは図書館や市役所などの公共機関で配布されておりました。私の携帯はwifiが使えないため図書館に立ち寄り一冊入手しました。135ページのブックレットはカラーでかなりしっかりしたもので、英語とオランダ語で書かれております。これフィリピンだったら有料で販売しているよなぁと思ったりしました。
オープンモニュメントデーのブックレット(無料) |
今年逃してしまったけど、来年こそはという方は、9月第二の週末、どうぞお忘れなく。
それにしても、オランダ(ハーグ)ってイベント多いなぁと思います。6月には野外無料コンサート(Parkpop)、大使館の日、美術館週間などなどその他多数・・・政府や非営利・営利系団体のウェブサイトなどチェックしてなかったら逃してしまいます。今月は、ここ平和と正義の都市、ハーグは国際平和の日を祝うイベントが目白押しです。
こうしたイベントがあることで、人々が外出し、お金が動くという合理性の表れなのでしょうか。
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