オランダ語の会議出席 in 平和宮

今日は平和宮(Peace Palace)での会合に出席しました。

Peace palace in the Hague
平和宮



























一般の人がなかなか入れない、ハイセキュリティな平和宮。そこに今月二度目となる潜入(不法侵入したわけではありません)。入る時には、アポイントメントがあることが重要で、警備員に名前を告げると同時にパスポートを表示、リストと照合され、X線検査をしてから中に入れてもらえます。というわけで、ちょっと中が見たいから入りたい、と入れてくれるわけではありません。

カーネギーが建てた荘厳な建造物は、今日この平和宮に観光に来ていたワカモノグループに言わせるとF・スコット・フィッツジェラルドの華麗なるギャッツビー的イメージなのだとか。彼ら曰く、毎日パーティやってそう(笑)とのこと。彼らの会話を盗み聞きながら、いや、それは君たちの生活が毎日/毎週パーティ三昧なんじゃないか、思わずとつっこんでしまいました。

Peace palace wish tree


さて、肝心な会議。
今日の議題は、NGOからハーグ市へのプロジェクト提案。市内のいくつかのNGOが、プロジェクトをグループとして提案することで、市とパートナーを組み何か出来る仕組みがあるのでそれを利用すべく集まったわけです。

枠組みの説明から、ブレインストーミング、発表というのが会議のながれです。
観光客、住民、学校に向けてどうしたプロジェクトが可能か、そしてどうやってマーケティングするのかを話し合いました。
やり慣れてて、余裕・・・何て思いつつ(笑)この会議、フルでオランダ語です。まぁ、案内文が全てオランダ語で書かれているところからして嫌な予感はしていたのですがね。

brainstorming

これまでの経験から、何を話しているのか予測を付け、分からない所は、オランダ語辞書アプリを使い、それでも激しい会話展開に最後の方は既にお手上げ。無理。
私の現在所属する団体の事務局の長(実は長と言われるタイトルがある人は実質いないのですが、心の中でこう呼んでいます。)が先日、オランダ語別に勉強する必要ないんじゃない?って言った矢先でしたので、何ともダブルパンチでした。

事務局長は、「オランダ語はオランダでしか通用しいから、長期で滞在しない限りは(勉強の時間や努力、投資が)もったいないんじゃない」と。まぁ、それはそうなんだけどね。(何故私がオランダ語を学ぶのか?)

しかし、まぁ話のわからなさ具合は、新手のいじめかと思いました。オランダでは、新人いびりをする慣習があると聞いていたので、まさか!!!と思いました。けど、それは考え過ぎだったようです。

presentation after the brainstorming


事務局長曰く、平和宮の中に入れるし、オランダ人の会話の進め方なんかも見られて面白いんじゃないかと思ってさそったのよ~とのことでした。

会議のあとは、ちょっとしたドリンクセッション+軽食で、何人かの方とお話出来ました。ようやくオランダ語から解放。
ラジオ番組をつくっているお兄さんだったり、他のNGOに勤めている方々。。。楽しく会話が出来たことで会合に来た意義をようやく感じたのでした。また、平和宮横の噴水前の庭園がとてもヨーロッパ的、かつ豪華でギャッツビー的と表現していた若者たちの会話が蘇りました。



今日の会議まとめてね、って言われたら鼻血が出そうですが、それはないようなので一安心です。


会議後・・・

面白いことに会議を終えて、ほっとしていたら、知っている顔をみたので声をかけてみました。名前を呼んで気軽に声をかけましたが、あちらにしてみると「どちらでおあいしましたっけ」って内心ビビっていたはず。声をかけた人は、在オランダ大使館のオランダ人男性職員。以前に本を借りた時に一度だけちょこっとしゃべっただけ。

何故覚えているのか?ハンサムだから?顔は整っているけど、ハンサムだからとかそういうよりは、友人の彼氏に結構似ていたので、顔を覚え、名前は映画のキャラの名前だったので覚えやすかったのです。

・・・突然外国人から大使館外で名前を呼ばれてビックリしたはず(笑)その彼は友人といっしょにいたので、とりあえず自己紹介。すると大使館職員の彼の友人はアジア系オーストラリア人ながら、日本語ぺらぺら。現在は東京大学で勉強しているのだとか。オランダ語をひとしきり聞いた後で、日本語での会話、しかも日本人ネイティブではないオランダ人とオーストラリア人相手に日本語で、平和宮の前にて立ち話することになるとは、思いませんでした。

いやはや・・・

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