空港

日本・フィリピン間の旅―羽田空港の利用

羽田・フィリピン間、快適でした。
現在、羽田就航のフィリピン行きは、確実に本数を増やしています。都心からのアクセスがよい羽田空港の使い勝手のよさには疑いはありませんが、それ以外に羽田を利用する利点が多いように思います。

羽田空港利用と成田空港利用の際の違い

羽田のアクセスの良さは述べるまでもないことですが、ほかにも違いがあります。

費用

残念ながら航空券の値段では成田に軍杯があがりますが、移動費用とその時間はもちろん、羽田が安くなります。とりわけ、成田からの早朝の便の場合は、出発2時間前に空港で手続きを始めるには、始発に乗らないと間に合いません。著者の実家からフィリピン航空の朝9時台の便に乗るためには、朝4時台の始発に乗ります。もし、それ以上に早い便となると、成田周辺で宿泊することになります。宿泊のための費用や手間を考えると航空券の値段の違いも相殺されるかもしれません。

ちなみに、ピーク時ではない場合は成田・マニラ間の航空券は20,000円台＊から購入可能です。羽田発のマニラ行きの便は、エア・チャイナ、キャセイパシフィック、中国東方航空、アシアナ航空、シンガポール航空、ANA等が就航しています。ピークでない時の短期（1週間程度の旅行）だと、30,000円台＊から往復チケットが購入できます。

＊チケット代は、燃料費やチケット手配代等を加算すると、表示代金からプラス10,000円ということもありますので、オンラインでチケットを購入する場合は最終価格の確認を。

機内の環境
成田・マニラ間、と羽田を比較すると、羽田発着の便の機内は比較的静かであると思います。
成田・マニラ間のフィリピン航空でよくあるパターンは、子連れで帰国するフィリピン人のお姉さん、子どものやりたいようにさせて、機内が育児室のようであることも。かなり楽しいのですが、静かな時間がほしいときには少々ストレスになります。ちなみにフィリピンでは日本のような「躾」の観念、「周りに迷惑をかけるからやめなさい！」と子どもを躾けるということは少ないように思います。そのため、機内で少々やんちゃであっても親は、寝ていたり、あるいは機内エンターテイメントに熱中していたり、こどもを静かに見守っていたりしています。

乗客

成田発着では、成田からだとブランド物、特にルイビトンのバックを持ったきれいなフィリピン人のお姉さんとお隣には金のネックレスをしたこわもての日本人男性というカップルを多く見かけました（著者が頻繁に日本・フィリピン間を移動していた2007年～2012年の間）。一度そういったカップルが何組いるのか思わず数えたことがありますが、一列に10組近くそういう人たちを見たことがあります。それは当人たちの服のセンスでしょう？という感じですが、他の観光地に向かうカウンターではあまり見られない光景でした。

一方、羽田では一時帰国するフィリピン人のお姉さんのほか、ビジネスマンなども見られました。

カップヌードル

大量の日清カップヌードル。箱買いした土産を2，3箱持っているフィリピン人のお姉さんたち。故郷へのお土産です。特にシーフード味が人気のようですが、これは成田でよく見られました。

成田・羽田ともに共通点

一時帰国者や私のような関係者が利用し、観光客少ない！というのが印象。でしたが、羽田からの出国、印象がいつもとことなり何だかフィリピンではないところに行くように感じました。・・・というのが言いすぎでしょうか。

しかし、預けの荷物で不思議な形状をした預けの荷物が多い等はいつも通り。右隣のカウンターでは直径約70センチはあろう球場の預け荷物。一体何が入っているのか、想像力が膨らみます。

左隣のカウンターではフィリピン人のお兄さん、日本で購入した箒をもちかえろうとしたものの長さが制限を超えており・・・２万円の追加料金となっていました。きっと購入したものの値段より高いでしょう。カウンターの人も親切で、必死に解決策を考えていましたが、その後どうなったのか気になります。

機内は子どもを3人連れた日本人のお母さんの前の列に座ったので、子どもを躾けるお母さんの声が始終聞こえました。これもあまり経験しないことでした。何だか、新鮮でした。

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