海外で生活(1)~安全に関する情報を得る~

今朝、メールボックスを開いたら在外公館からの安全にかかわる注意喚起のメール「イスラム過激派組織による脅迫メッセージ発出に伴う注意喚起」が届いていました。

外国で生活することは、刺激があって楽しいものです。しかし、日本とは環境が異なり、日本では考えられないようなことが起こります。ましてや、グローバル化の世の中、世界は密接につながっております。そのために安全にかかわる情報を渡航前、そして渡航後もアップデートしていく事が身を守ることになります。

「旅券法第16条により、外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する日本人は、その住所又は居所を管轄する日本の大使館又は総領事館(在外公館)に「在留届」を提出するよう義務付けられております。」(外務省ウェブサイトhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/)
と、外務省のウェブサイトにあります。3カ月以上の長期の滞在の際にはこちらに登録します。
そうすると、何か海外で安全に関する事象がおこった場合に連絡がきます。

上記の注意喚起のメールもこの登録の故にきています。

また、滞在中必要となる在外選挙登録等のサービスも在留届をもとにしているというので、私は必ず登録します。








「たびレジ」への登録

外務省が今年7月から始めたサービス。2013年1月アルジェリアでのテロ事件を機に「在留届」の対象外である旅行者・出張者に情報を提供、緊急時の対応をするために作られました。
ウェブサイトには、主なサービス、「お役立ち情報の提供」「緊急時の情報提供」「緊急時の連絡」等が説明されています。

旅行日程を登録すると、旅行先在外公館の連絡先や、旅行先国の渡航情報などが見られます。
登録したすべてのメールアドレスには、在外公館が出す緊急一斉通報や、最新渡航情報メールが送られ、旅行先の国・地域で緊急事態が発生した時には、登録した電話番号や、宿泊先を基に、緊急時の連絡されるサービスがあります。

私は通常3カ月以上の滞在となるため、このサービスの対象となることはなさそうですが、緊張する国際情勢、グローバル化が進む中こうした登録をすることで、安心感が増すのではないかと思います。

しかし、それでも旅行者として個人が果たす責任は登録するというだけではすみませんので以下いくつか海外旅行・長期滞在地域で安全情報の取得の仕方をご紹介します。

トラベルガイド活用
「○球の歩き方」などは代表的で、色んな口コミ情報が掲載され、年々新しい情報が追加されるので、現地情報を得るための有益なツールとなると思います。

滞在先のローカルニュースをチェック
ローカルニュース、現地語という場合が多いのですが英語でニュース配信をしている国が殆どです。英語でニュースを読むのが苦痛という場合は、長期滞在をしている人のブログなどもあるので、そこから現地の様子など知るというのもいいかもしれません。安全情報のみならず、現地の楽しいイベントや様子をまめにアップしている人も結構います。
また、国によっては邦人紙(新聞・フリーペーパー)など発行し、そのフェイスブックやウェブサイトで情報を提供している場合もあります。私はニュース、フリぺをメインに、慣れない所に行く場合はブログで情報を調べています。

ステイ先の大家・ホテル・ゲストハウスのスタッフに聞く
オランダ滞在の際は、大家さんが結構話し好き、世話好きだったので、話しながら近所での情報を仕入れやすかったように思います。私の住む地域では、日中の留守を狙って空き巣被害がかなりの数報告されていることを知りました。
長期滞在者の場合は大家さんと良好な関係を作ること、ご近所のせめて顔を知っておくことが大切かと思います。

ローカルの警察への連絡方法を知る
国によっては警察は何とも頼りにならない、あるいは連絡を取ることでより問題がややこしくなるという場合もあります(汗)が、警察はやはり警察です。
オランダで不審者が私の住居先に侵入した際には、レポートしました。ですので、警察の連絡先や場所もチェックしていました。
勿論、お国の警察とは異なる働きを持つためにその対応に不満を持つ人もいるのも確か。同じ寮に生活していた○○人の友人、ノートパソコンを盗まれて警察に通報したのですが、淡々と報告書を作るだけの警察に不満を言っていました。すぐに犯人逮捕というわけにはいかないで、しょうがないと思いますが・・・やはり、警察に調書ととってもらわないことには何も始りません。

基本として
連絡先(大使館の場所、緊急避難先、連絡先)等を事前に自らチェックしておく自己責任なるものが必要に思います。距離的に遠くない限りにおいて、一度は在外公館の場所を実際に行ってチェックしておく、またその機能をチェックしておくことが良いと思います。

結論としてどれだけ情報を事前に仕入れられるかが鍵です。
勿論、コワい情報ばかりを集めて、不安になって折角の海外旅行も台無しというのではなかなか悲しいものがありますが、「万が一」を考え、パニックにならず対処したいところです。

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