フィリピン

蟻との闘い

朝、目を覚ますと旦那の顔がすぐそばに・・・目覚めのキスかと思いきや、旦那が私の顔からつまみあげたモノを見せてくれました。

蟻ン子。

鼻が悪いため口をあけっぱなし、かつうつ伏せに寝ている所に蟻ン子が侵入したようで、口の中にも何やら感触がして思い洗面台を前にぺっぺと吐くと、2～3匹のちょっと大きめの蟻が出てきて、朝からぞっとしました。そして、蟻に噛まれた口元が痛くて散々。ロマンチッな妄想がいっきに吹き飛びました。

田舎に移り住んで4ヶ月となりますが、その4ヶ月で悩まされたことの一つが「蟻」被害。

ちょっとでも食べ物を放置しておこうものなら、甘い辛い関係なく蟻の餌食に。放置などしなくても、包装が甘いフィリピンの食品、インスタントラーメンだって袋を開けたらすでに私が食べるより前に蟻ン子が食している状況です。

お菓子を食べてそのかすを落とそうものなら、数分のうちに落とした食べ物の周りに蟻ン子が群がり、そしてその食べ物を運ぶべく指揮系統が出来上がり、彼らのお家まで続く長い行列が出来上がります。その速さ、電光石火。

色々な方法で蟻をよけようとしています。

一番の方法は食べ物を置かない！ことです。とはいうものの不可能なので、食べ物を置く時には、周りに水を張り、蟻にとって越えられない外堀を作ります。つまり、お皿等に水を張り、その真中にコップや容器を置いて、その中に食べ物を置くというものです。蟻は泳いでまでかれらの食糧を取りにはやってきません。

とはいうものの、時に食べ物の臭いやかすだけで蟻が集まるので、蚊取り線香をたきます。蚊取りは、勿論文字通り蚊よけですが、それを炊くと蟻が巣に戻っていくので蟻が多い時には炊きます。

箒で取り除いてはまた現れ、そんなのの続きです。来月また引っ越しますが、今度こそ蟻ン子が多くない住処であることを願っています。

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