ボホール海に沈む夕日 |
ミンダナオ島とビサヤ諸島の間にある州で北ミンダナオ10地域に属しております。人口も約75,000人と二番目に少なく、複数の火山によって出来た島は半日もあればひとめぐり出来るほどのサイズです。
カミギンは素朴です。アクセスの不便さも手伝い、自然がそのまま残っていると言ってもいいと思います。そして、他の観光地に比べて静か・・・うるさいカラオケや時に雰囲気ぶち壊しの爆音ライブミュージックも聞こえてきません。島へのアクセスは、ミンダナオ島からのフェリー。海の状況によるものの1時間半ほどで、カミギンのペノーニ・フェリーターミナルに到着します。
カミギンの楽しみ方は、ダイビング、周りに衛星のように存在する島へのアドベンチャーツアー、シュノーケリング、そして点在する観光スポットです。その中でもとりわけ人気の高い、ホワイト・アイランドを経験し、そして火山の島故の温泉、火山に埋もれてしまった墓地を訪れました。また、旅の楽しみである食べ物も現地のマーケットに行き堪能してきました。
ホワイト・アイランド
ホワイト・アイランド |
水が澄んでいるのでシューケルで水中の魚たちが泳いでいく姿を鑑賞できます。残念なことは、石灰化してしまっている珊瑚も多いことです。理由は定かではありませんが、漁の方法が影響しているのではと聞きます。残っている珊瑚の間をカラフルな熱帯魚がすり抜けるように泳いでいく姿は美しいものです。
島を訪れた日は、近づいてくる台風の影響で朝から幾度も豪雨となり、波も高く、島に上陸してからは強い風が吹き、行きのバンカボートは高い波の合間を行かねばなりませんでしたが、その強風故に分厚い雨雲が島の上から離れ、快晴とはゆかぬものの美しい小さな小島とそれを囲む大きな自然を体験することが出来ました。
バンカは6人乗りで450ペソ、また島への入場には一人当たり環境保全の費用として20ペソがかかります。
サンカン・セメタリー (火山に沈んだお墓)
海沿いの道を走っていくと見えてくる十字架は、1871年に起こった火山の噴火によって沈んだスペイン人の作ったお墓にあったものです。
引き潮のときは十字架のある場所までボートで渡れるようですが、満ち引きに気をつけないと戻ってくるのに一苦労するのだとか(汗)
夕日の時間帯が美しいと聞きます。残念ながら私が行った時には雨模様でしたが、何とも幻想的です。
〈続く〉
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