オランダで和食(?)を作る

インドネシアの友人が、日本の夏に食べるメニューを一緒に作って、食べたいというリクエストをうけ、和食???を一緒に作りました。

苦労した餃子の皮作り
メニューを決めるのに少々時間がかかりました。日本の夏に食べたい食べ物と、検索をかけて探すと、夏に好んで食べられるものとして、生姜焼き、カレーライス、蒲焼き・・・等おなじみのメニューがリストに挙がっていました。

一人の友人がムスリムのため、豚肉を使っての生姜焼き、カレーライスも日本のル-にはやはり豚エキスが入っているため却下、そして鰻は仕入れ先がわからないのと、恐らく材料がないために却下でした。他には冷ややっこ、ざるそばなどありましたが、ほとんど調理するということにはならなそうでしたので、これも却下。うどんを打つことも考えましたが、結局生地を打つためのきれいな台がないのでこれも却下。

何をつくったらよいのか思案していると、友人たち日本食ではないようなメニューである冷やし中華、餃子に興味を持ちはじめたので、それに決めました。

冷やし中華、和食ではないのではという疑いはあるものの、本物の中華料理であれば「中華」とは付けないのかも知れないと、その発祥を探りました。いろんな人のレポートを読むと仙台のラーメンやさんに起源をおくというれっきとした日本料理のようです。

ウェブサイト、JP Pressのレポート「冷やし中華はやっぱり日本の料理であった」によると麺を水で洗う調理法とたれに酢を用いるところから、日本料理という結論を下しています。詳細は上記のレポートに譲りますが、餃子は中華ですが、中国ではあまり焼き餃子はしないらしいです。ということで、幾分かの説明を加えながら、日本で発展を遂げた料理として紹介しました。


ここはオランダのしかもアムステルダムから遠い東の地域。日本食専門のスーパーマーケットなるものはありません。いつものアジアの食材がうっているお店で乾麺を買い、あとはインターネットのレシピに頼って手作りです。ちなみに餃子の皮はそのお店で販売されているものの、購入し忘れ結局の手作りです。一番疲れたのが、餃子の皮作り、そのほかは極めてスムーズでした。先日作った餡子があったため、もち米をたいておはぎも作りました。

出来栄えは、上々。勿論、日本の冷やし中華の生めんののど越しにかなうものではありませんが、スープはうまく行きました。餃子は、皮を手作りしたため思わぬ重労働となりましたが、しっかりとした皮になり、おいしく頂きました。餃子の中身はキャベツ、長ネギ、にんにく、そしてエビでそれほど重くなく、冷やし中華とほどよいバランスとなりました。


オランダの片田舎でまさか、冷やし中華を食べれるとは。そして、限られた材料の中でも味の再現は可能なのだと学びました。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

0 件のコメント :

コメントを投稿

Subscribe