2年ぶり、コロナパンデミック後のオランダ国王の日(Koningsdag)

4月27日は現国王であるウィレム=アレクサンダー国王のお誕生日、オランダ語では、koning(国王)+dag(日)でKoningsdagといいます。
過去2年間は新型コロナのパンデミックのためイベントは一切行われていませんでしたが、今年は3月末にコロナに関する規制は撤廃され、マスクやソーシャルディスタンシング一切なしで開催されました。



何をする日

この日は、オランダの数少ない祝日の一つです。もちろん、国王の誕生日を祝う日で、国王は、毎年オランダのどこかの町を訪問し、それが全国放送で放映されます。また、この日には各地域でいろいろな催し物が行われ、町の至るところでフリーマーケットが開催されます。また、この日は、オランダ王家である、オラニエ家のシンボルである、オレンジ色を身にまとっている人を多く見かけます。ちなみに、この国王の日に合わせて、お店ではオレンジ色の衣装、帽子、かつら、眼鏡等々が販売されています。
4月の後半はオランダの一年の中で比較的天候がよいため、家の庭でバーベキューをしたりと、街中で、家の庭先で、お祭り気分です。

フリーマーケット

人々は家で不要になったものを販売し、それを目当てに多くの人が行きかいます。ガレージセールと似ていますが、国王の日は、販売できる場所がきまっております。販売されているものは、衣類、台所用品、家具、スポーツ用品、とにかく何でもあります。お目当てのものがある場合は朝早い時間に行くのがよいようです。日中に行ってもものはありますが、とても混雑するため、商品を見て歩くのも至難の業です。
また、フリマは、購入するだけではなく、販売することも可能です。実際やるとなると、小銭の用意、販売できなかった衣類の処分についてどうするか?等考えないといけなくなります。また、販売場所の場所取りは本来禁止されているそうですが、それでも場所がないと販売できないので、そうした心配など、いろいろあるようです。しかし、大人にとっては、家庭内の不要になったものを処分できるよい機会となり、子どもたちにとっては、物の売り買いを通じて、人とコミュニケーション、お金のやり取りの経験をすることができます。実際、子どもが店番をしているというケースもただあります。

野外コンサート

オランダの天気はよくないことの方が多いのですが、それでも4月下旬から夏にかけては、からりと晴れた日も続くため、こうしたイベント、催しがあると、必ずと言ってよいほど、野外コンサートが開かれます。国王の日の野外コンサートは大体が無料です。多くのバンドが演奏します。町の中心部に行くとライブの音が聞こえました。
野外コンサートのほかにもイベントがあるようですが、音楽を聴きながら一杯やる!というのが楽しみという人が多いようです。

実際に参加してみて

今年、初めての参加!というわけではありませんが、新型コロナのパンデミックで2年ぶりとなる今年は、昨年とおととし開催できなかった鬱憤を晴らすべく、一段とにぎやかに感じたのは私だけではないと思います。
オランダで比較的天気がよいとはいえ、少々肌寒く感じました。しかし、こんな陽気でも、オレンジ色のTシャツというオランダ人も見かけました。さすが、オランダ人!と変に感心しました。温かくもない日でも、日が出ていれば、かなり薄着な人が多いです。オランダに生活してしばらく経ちますが、まだ、上から下までオレンジ色!という恰好はしたことがありません。さすがに、今年は準備できませんでしたが、来年は何かオレンジ色を身にまとおうかなぁと思いました。
今年は、まだ半年にも満たない我が子を一人で抱えて街中をうろうろしたので、例年以上につかれましたが、娘にとっては人生初の「国王の日」イベントの経験でした。

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