海外であわや事故になったであろう件

ここ10年ほど海外を転々としています。各地域毎、外務省や地元の人達が共有する安全情報に注意しながら、生活しており、幸いそれほど危険な目には遭っていません。しかしながら、あわやの事件になるようなこともあります。自らが遭遇した事件や、身近に居る人が経験したちょっと「ぞっ」とするような経験、そこから学んだ教訓についてまとめました。

危険
危険
(c) ぱくたそ


不法侵入者との遭遇

オランダの学生寮に旦那と生活している時に、変質者が侵入し、家の中で鉢合わせになったことがあります。(詳細は、「空き巣?変質者?と鉢合わせた件、事件発生から警察へのレポートまで」)その不審者、寮のベルを鳴らしたものの、誰も応答しなかったため、入ってきた様子(ドアには鍵がかかっていたので、どうやって入ってきたのかわかりません)。
実は、ベルは聞こえていたのですが、何かの勧誘であることが多いため無視していましたが、まさかドアから入ってくるとは思いませんでした。台所に居た私は侵入者と鉢合わせ。

私の居た台所は、行き止まり。身を隠せる何物もないこと。精一杯できたことは、とにかく台所に入れないこと。万が一の時に武器になりそうなもの(フライパン(笑))を手にしていたことでした。相手にその気がないのに、襲撃してはいけませんが、万が一の時に身を守るものは必要だと思いました。侵入者は幸い、襲ってくるわけでもなく、私の存在に少々驚き、不思議な言い訳をいい最終的には去っていきました。

教訓
警察や大家に電話可能な携帯電話が手元になかったこと。不法侵入の現行犯を取り逃がしました。

山中で迷子

NGOで仕事をしている時、行った先の山奥でグループ約8名ほど迷子になりました。もちろん、山へは、現地で生まれ育ったというガイドを伴って出かけたのですが、そのガイドがなんと、道に迷いました!日も暮れて、周りは真っ暗、おまけに背の高さはあろう草にかこまれて、どこに進んでいるのかわかりません。

出来たことは、私が万が一の時(フィリピンでは停電が多いこと、特に山村部は電気がないことが多いため)持ってきた小さい懐中電灯とそこら辺で拾った棒で足場を確認しながら進むことでした。小さな懐中電灯では、一メートル先を照らすのが精一杯で、グループ全員の足場の無事を確保することに骨が折れました。幸い、2時間ほどさまよい、村道に出られたのですが、キモをひやしました。

教訓
そもそも、山奥の道なき道を行くということは、予定外だったので、全員に十分な装備がないときは予定外の行動は避けること。

しつこいオファー

会議に参加するためにインドのニューデリーに行ったときのこと。宿泊先を探して歩いている時に、トゥクトゥク(三輪タクシー)のドライバーにしつこいオファーをされました。実は、会議の参加は急に決まり、飛行機を押さえると同時に宿を取ろうとしたのですが、その時すでに会場周辺の宿が全て予約されていた状況でした。「地球の歩き方」を読み、一応のターゲットはあったのですが、宿泊先の予約をせぬまま、旅慣れぬ場所に行った時のことのでした。

そんな中でトゥクトゥクドライバーにそのターゲットとなる宿に行くようにお願いしたのですが、そこもなんと満室。そんな時に、トゥクトゥク・ドライバーにススメられて連れて行かれたのが、個室のある安宿でした。部屋として案内された場所はそれほど悪くはなかったものの、内側から鍵がかかりづらいことでした。それ故に、なんだかんだと理由をつけて断りました。その後もドライバーは、「もっと色々案内してあげる」「格安で観光も引き受ける」等ノリノリ。しかし、会議も始まる時間が迫っており、とにかく会場に行くようにお願いし、お金を払い別れました。

しかし、そのドライバー諦めず、会議終了後の会場前で私を待っていました。もしかしたら親切心かもしれませんが、「ちょっとおかしい」と感じ、会場の裏口から出て、事なきを得ました。

教訓
初めての場所に行くときには、宿泊先はとにかく予約しておく。

あわや事故!という事態を避けるため、だけど・・・

実はほかにちょっとヤバイ経験をしていますが、書くのが憚られます。しかし、今まで本当に運がよく、大事には至っていません。経験から、何かあるときは、必ずちょっと嫌なものを感じるので、何か嫌な雰囲気、何か変だなと思う時には、とにかく周りを確認しまくっています。おかしいなぁとおもう時には、レストランやどこかの場所に入った際には、目は非常口などを探していたりします。
このきょろきょろ癖のため、見知らぬ土地で、スリを発見したり(誰かの財布をすろうとする瞬間を目撃して、叫んだり)、街中でたむろする怪しげな集団を見つけたり(グループのチームプレイで観光客をカモに何かしようとする人たち)することもあります。そういうのを見つけてしまい、旅の楽しさも半減してしまうのですが、すでに癖になっているので仕方ないと思いあきらめています。

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