聖週間/受難週の前に観るイエス・キリストに関する映画5選

日本では全く馴染みがない聖週間/受難週ですが、世界の人口の約3割ほどを占めるクリスチャンにとっては、まさに信仰の核となる期間が到来します。聖週間/受難週とは、棕櫚の主日から、復活祭の前日までの一週間の期間を示します。この期間は毎年変わりますが、今年2020年は4月5日から11日です。この重要性を知らずとも日常生活にはまったく影響しませんが、世界で3割の人たちのマインドを知る機会ともなります。

難解な神学論争、教派の違いからの解釈の違いは一旦おいておいて、このイエス・キリストが前人類の罪を背負い十字架に架けられたということが、十字架の意味であり、信仰の根幹にあるということだけをここでは述べたいと思います。

Who Was Jesus? | (C) National Geographic

そんなキリスト教のコアとなるイエス・キリストによる十字架への道、その復活、その現代的な意味について知るための映画を主観から5本選んでみました。



パッション(受難)(2004年)

イエス・キリストが十字架上で処刑されるまでの12時間を描いた映画。メルギブソン監督による最高傑作と言われる映画。

ストーリーは、聖書に描かれた出来事をなぞり、ゲッセマネの園での祈りにはじまり、ユダに売られ、ローマ兵によって鞭打たれ、十字架を担いでゴルゴダの丘に行き、 十字架に釘打ちされ、十字架の上で息絶え、3日後に復活します。


描写があまりに生々しいため、正直、気軽に鑑賞するには難しい映画です。こうした、描写のためか鑑賞中の観客が心臓発作を起こして亡くなるといった事件もあったほどです。そのような前評判があったため、心して鑑賞しましたが、かなりのリアルな演出に堪えられず、目を覆ってしまうこともありました(著者は、衝撃的なシーンを映画等で観ると、必ず夢に観るため、なるべく見ないようにしています)。

復活(2016年)

イエス・キリストの処刑に関わったローマ軍の百人隊長クラヴィアスは、イエス・キリストの遺体が消えてしまったとの報告を受ける。広がるキリスト復活のうわさ、エルサレムで高まるローマ帝国への反乱運動の沈静化を図りたいローマ総督ピラトに、その調査を命じられます。クラヴィアスは、イエスの弟子たちが遺体を隠したと考えるのですが、そこで復活したイエス・キリストを目撃します。



クラヴィアス演じるのは「エリザベス」や「恋に落ちたシェークスピア」のジョセフ・ファインズ。異教徒の視点から描かれるイエス・キリストの復活は大変興味深いものでした。

サン・オブ・ゴット(2015年)

2013年3月からヒストリーチャンネルで放送された、全10話のテレビシリーズ「ザ・バイブル」を基にした歴史ドラマ。イエス・キリストの誕生から復活まで、有名な奇跡のエピソードの数々とともに聖書の物語を描いています。

ポルトガル人の俳優ディオゴ・モルガドがイエス・キリストを熱演。そのイケメンさ故に話題になりました。

さすが、ヒストリー・チャンネルを元にしているが故の安定感。最初から最後まで安心して鑑賞することができました。

沈黙 -サイレンス-

この映画は遠藤周作原作の「沈黙」を原作にして、マーティン・スコセッシ監督により制作された映画です。上記3作とは趣きがことなりますが、物語の舞台は、1637年に起こった島原の乱鎮圧直後の長崎。幕府による激しいキリスト教弾圧に苦しみながらも必死に抵抗する隠れキリシタンとイエズス会宣教師の姿が描かれており、日本におけるキリスト教の歴史の一部を見ることができます。


この映画に関しては、遠藤周作の原作である沈黙をまず読まれることをおすすめしたいです。高校時代、遠藤周作作品はいくつか読んでいますが、ぐっと惹きつけられた作品が「沈黙」(と「海と毒薬」)でした。


天国からの奇跡

幼少期より重度の消化器疾患の持病があり、家と病院を往復する生活を送っていた。その少女に起きた不思議な出来事をつづった原作「Miracles from Heaven: A Little Girl, Her Journey to Heaven, and Her Amazing Story of Healing」から制作された映画。愛する娘のために尽力する母親と家族が奇跡を体験します。

奇跡というのは、キリスト教で大変大きな要素です。イエス・キリストが病人を癒やしたことも奇跡として、聖書では綴られています。その考えは脈々と現代まで生きていることをこうした映画などからもみることがきでます。


ソニー・ピクチャーズエンタテインメントなどが主催する「クリスチャン映画3作品連続公開」というイベントの一環として日本で2015年公開された作品。宗教臭さがあるため、好き嫌いがわかれる映画なのではないかと思います。

というわけで、5本紹介いたしましたが、特に上記の5本がお気に入りの映画というわけではありませんが、キリスト教的な考え方や信仰に触れる作品なのではないかと思っております。


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