フィリピンのスィーツ大好き!レイテ島タクロバンのモロン(Moron)

モロン(Moron)? 数年前の英語をしゃべるエイリアンが地球に来るというモチーフのコメディ映画のことでもなく、英語のスラング「能無し」「バカ」「まぬけ」という意味でもありません。モロンはフィリピン中部レイテ島、タクロバンで定番のデザート。

モロンはココナッツミルクで煮た米粉を棒状にし、チョコレートクリームを入れた、デザートです。タクロバンというと、2013年11月に同地を襲った台風ヨランダで甚大な被害があった地域であり、故マルコス大統領の夫人、イメルダ・マルコス元大統領婦人の出身地でもあります。そんな地域出身のスィーツです。
タクロバンのデザート モロン(Moron)
タクロバンのデザート モロン(Moron)、バナナの葉に包まれています

スーマン(Suman)とどう違うの?

モロンと言われるこのおやつ、外見はスーマン(フィリピン風ちまき)の一種です。スーマンとは、もち米をココナッツで煮て、やはりバナナの葉でくるんだ主食兼おやつです。

バナナの葉にくるんだ後しばらく置いておくと、ココナッツの油がゆっくりとバナナの皮を湿らせます。これによってココナッツとご飯の自然の甘さが引き出されるそうです。

スーマンには砂糖を入れて甘くしたものと、ちょっとしょっぱめの主食系があります。

タクロバンのデザート モロン(Moron)
タクロバンのデザート モロン(Moron)

タクロバンのデザート モロン(Moron)
タクロバンのデザート モロン(Moron)

モロンは食べるときは再度茹でるなどして温めるのもよし。一口食べると、チョコレート味と同時にバナナの葉の香りが同時にします。

フィリピン、おやつ何食べる?-庶民のおやつ」で色々とご紹介しましたが、フィリピンでは全土でよく食べられているおやつがありますが、それも地域によって異なるバージョンがあります。

例えば、有名なバナナキュー、バナナを串刺しにして揚げた上に、砂糖でコーティングしたもの、これは全国的に食べられていますが、地方によってはバナナは串刺しにせず、切れ目を入れて、衣をつけて揚げる食べ方が主流という場所もあります。

フィリピン滞在中はそんな地域ならではのスィーツを是非味わってください。また、それらのおやつは、日本にいながら、作ることが可能です(このブログでもレシピ載せています)。是非、お試しください。

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