アナログゲームで年末年始を楽しもう!-コミュニケーション・ボードゲーム

年末年始はどのように過ごしますか?ここ数年は旅行して年越しということもただありましたが、今年はフィリピンに帰省予定です。ただひたすら、飲み食いして過ごすのはフィリピンも同じことですが、近年はそれにプラスして甥っ子や姪っ子はコンピューターゲームに興じる時間が長く、大人と一緒に何かする、ということはなくなりつつあるようです。

しかし、昨年は台風が夫の実家のある地域を直撃し、滞在期間中は停電。そのため、旦那はコミュニケーションボードゲームを甥っ子たちと楽しんだと言います。その名はDixit。
パッケージ
ドイツで開発されたゲームで、dixitとは「彼/彼女は言う」の意味。このゲームはドイツは勿論のこと各国(特にヨーロッパでの)様々な賞を受賞しており、数年前になりますが世界中に“コミュニケーション・ボードゲーム”のブームを巻き起こしました。

遊び方

Dixitの箱型の小さなボード、ウサギが駒です
Dixitのゲームはすごろくのようにコマを進めていきますが、プレイヤー同士がお互いを知り合うような、また創造性を刺激するようなボードゲームです。

まず、各プレイヤーが6枚ずつの手札を持ちます。そして、1人ずつ交代で語り部を務めます。語り部とは自分の手札1枚を選びます。例えばこれ。ピエロらしき人物が、スポットライトの下で頭をうなだれています。
Dixitのカードの一例
Dixitのカードの一例
この絵柄から連想される言葉、あるいは文章を言います。著者的には、絵のタイトルをつける作業と似ていると思います。しかし、ここでのポイントは、絵をそのまま描写するようなタイトルをつけてはいけません。

例えば「がっかりピエロ」等つけると、周囲の人に持ちカードがすぐにわかってしまいますので注意が必要です。ここでは、「きっと明日もあるさ」(笑)など少々含みを持たせたタイトルをつけます。

他のプレイヤーは自分の手札からその言葉「きっと明日もあるさ」にもっとも関係していると思うカード1枚を選びます。

全員が札を1枚選びんだら、語り部がそれをシャッフルして並べます。これで、だれがどの札を出したのかわかりません。語り部以外のプレイヤーは語り部の選んだ札と思ったカードに投票します。

投票する時には相手に見えないように投票します。そうしないと、相手の出方を見て考え方を変える人も出てきてしまうので・・・

投票結果で進めるコマが決まります。全員があててしまった場合、または全員外れの場合も語り部はポイントをもらえません。なぜなら、語り部のつけたタイトルは適切ではなかったということになります。相当的外れでもない、適当な言葉を要求されることになります。

このゲームの面白いところ

Dixitカードの一例
やり方を上記のように説明するとなんのこと?何が楽しいのかあまり伝わりませんが、いくつかの点が他のボードゲームとは異なるところです。

通常のゲームはどれだけこのゲームを周知しているか、それゆえに作戦をたてて臨み、やはりゲームに熟知している人が勝ってしまうところがありますが、このゲームはどれだけ一緒にプレイした人間を知っているのか?ということにかかっています。カードから連想する言葉は、その人の日々考えていることが反映されていたりすることもあります。何度もプレイする人からすると、毎回同じ言葉や、文章にはならないのだとか。

カードの絵柄が絵本のようにメルヘンで美しく、しかし象徴的であり、頭の体操にもなるように思います。

写真はdixitカードの絵柄の一例です。皆さんはこれらにどのようなストーリーを思い浮かべ、どういった言葉を与えますか?

老若男女、皆が楽しめるゲームだと思います。

本当は5人ぐらいでプレイするのが妥当なのだそうです。多すぎても当たらず、少なすぎたら、当てるのが簡単すぎてしまいます。このゲームをしたときは、最低人数の3人、そして著者は夫婦で参加しましたので、旦那の発想がある種読めてしまい、彼のカードを当てることは難しいことではありませんでした(笑)なので、もちろん勝ってしまいました。


年末、年始、家族の団欒時はどのように過ごしますか?著者の子ども時代は、ひたすら大みそかだよドラえもん(3時間)を観ながら、まだ書き終わってない年賀状を一生懸命書き(笑)、紅白など観てすごし、年明けは、ごろごろするか凧揚げかという選択肢だったと記憶しています。

トランプなどのカードゲーム、すごろく、かるたなどをした時もありましたが、なんとなく飽きてしまった記憶があり、それらのゲームからは久しく遠のいておりました。

しかも現在は、ゲームと言えば、パソコン・スマホなどでできるため、アナログなゲームを楽しむ人はそれほど多くないと思います。Dixitいかがでしょうか? 

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