鶏とフィリピン人ー闘鶏

フィリピンの街中を歩いていると時に繋がれている鶏を見かける事があると思います。食用にしては何ともカラフルで、それでいてよく手入れがされているようにも感じます。

まぁ、きれい!なんて手を出そうものならばつつかれそうな迫力を感じます。そして、実際つつかれると思います。それらの鶏は闘鶏用の鶏です。フィリピンには闘鶏があります。これは特にフィリピン人男性が熱中する賭けごとです。
闘鶏用の鶏
闘鶏用の鶏

闘鶏場へGO!

会場には入場料を支払い入ります。入場料は闘場からの距離で決まってきます。遠ければ勿論安く大体50~100ペソほどと言われ、近ければそれなりに高く200ペソ~ほどと聞きます(ここビコールでは)。

闘鶏用の雄鶏を持っていると入場料の支払いが免除されます。そのため、実際に闘う以上の数が闘鶏場にいることになります。免除という理由のほか、鶏を場所に慣れさせるために連れてくるのだとか。
フィエスタ期間中につくられた簡易闘鶏場
フィリピン人男子の世界です。女子で見かけるのは飲み物や食べ物を売る、売り子さんだけ。

掛け方

仲介者にお願いして、好きな鶏に掛けます。競馬と同じで、勝ち続けた鶏や体格がよく強い鶏は買った時の配当金がそれほど高くはありません。そうした鶏をリアマドといい、そうではない鶏をディハードといいます。

闘鶏用の鶏を育てる

所謂ブリーダーです。掛けるだけでは物足りないという場合は勿論、みずからブリーダーになれます。ブリーダーのすべきことは、鶏に良い餌を与え、適度に運動させ、とさかなども整え、強い鶏を育てることです。


鶏に脂肪が付き過ぎれば、餌を減らして運動の量を増やしたり、とさかや肉垂れなどは試合中に傷ついた場合に垂れ下がって視界をふさいだりするので、適度な長さに整えます。

ブリーダーは奥さんも家族もそっちのけで闘鶏用の鶏の育成に力を注ぎ、家が火事にでも遭おうものならば、家財や家族を置いてでも闘鶏用の鶏を抱えて逃げるほど・・・とも言われています。

どうやって闘うのか

鶏の足に刃物を取り付け、一方の鶏がもう一方を殺す、致命傷を与えるあるいは逃げ出すまでおこないます。刃物の取り付けはブリーダーは行わず、専門の取付師なる人がいます。
闘鶏の会場
闘鶏の会場
刃物のつけ方は企業秘密なので、写真は禁止!でした。
白熱の空中戦、地上戦と闘います。その様子は血なまぐさいのですが、フィリピン人男子がエキサイトするイベントの一つです。

鶏が負けたら・・・

勝者が負けた鶏を持ち帰れます。負けは死を意味することが多く、その鶏の羽根はむしられてはたきとなり、首の部分はルアーとなり、肉は食べられる場合が多いといいます。闘鶏用の鶏肉は運動をしているため固いのですが、良い餌を与えられているため味がよいのだとか。闘鶏家たちは負けた鶏を手厚く葬ることもあります。

強そうな鶏の写真
新聞に掲載される闘鶏のイベントの告知
ちなみに私たちが知る白い鶏は使われません。弱そうに見えるからということだそうです。

昨日も道端で死んだ鶏を片手に、そして生きている鶏をもう一方の手に抱えて歩いている男性を見ました。闘鶏の勝者のようです。

フィリピンでどれだけ闘鶏が人気があるかといえば、そのための餌屋さんがあり、業界紙があり!、時に地味に闘鶏がテレビで放送されていたりします。誰が一体見るんだよ!という感じですが、ブリーダーの人を含めた関係者が研究と後学のため、そしてフィリピン人男子が趣味で観ます。

闘鶏とは迷信と男のロマン入り混じる、フィリピン人男の世界。
闘鶏を通じてフィリピン人男子のロマンを感じてみてはいかがでしょうか。

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