[ハーグ観光] ハーグに来たら絶対立ち寄りたい!「フェルメール真珠の耳飾りの少女」が見れるマウリッツハイス美術館 (1)

オランダは九州ほどの国土に700近くの美術館や博物館があり、レンブラント、ゴッホ、フェルメール、ヤン・ステーンなどまた世界の巨匠であり日本でも知られる画家たちを生み出した芸術大国でもあります。

マウリッツハイス王立美術館 Mauritshuis 内装
ゴージャスな内装のマウリッツハイス



芸術に造形が深い人も、そうでない人もオランダに行ったら是非訪れてほしいのが、マウリッツハイス王立美術館。ハーグ中心部に建つ美術館は観光名所であり国政の中心部であるビネンホフのすぐ隣。841点の絵画が展示されており、フェルメール『真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)』、レンブラント『テュルプ博士の解剖学講義』、フェルメール『デルフトの眺望』なども展示されています。

美術館はシンプルだが格調あるオランダの古典建築。17世紀に建てられたが、火事で内装を焼失していますが、外装は建設当時を留めていると言われています。
マウリッツハイス王立美術館 Mauritshuis 外観
マウリッツハイス美術館外装、入口は地下です
なぜマウリッツハイスを訪れるべきか?

1. オランダの芸術の黄金期に触れることができる!


レンブラント、フェルメールの時代の大きな変化は、航海時代に富を得た商人が絵画や芸術のパトロンとなったこと。そして、以前は国王や教会をパトロンとした絵画は、聖書、歴史、王室以外を描くことを許されていませんでしたが、人間を人間らしく描くというルネサンスが起こったことでした。

市井の人々をリアルに描き、時に絵画にお金を支払ったパトロンを怒らせることもあったと言いますが、活き活きと生活や人を描き、オランダ人画家は近代絵画へ移行する屈折点を作り上げました。

Mauritshuis レンブラント テュルプ博士の解剖学講義
レンブラント『テュルプ博士の解剖学講義』(1632年)

2.誰もが知る絵画を観賞することができる!

作者が無名であっても美術館巡りは楽しいものですが、これまで教科書などで観たことがある絵画を鑑賞できるというのはめったにない機会だと思います。ミーハーと言えばその通りですが、日本で巨匠の絵画の展示会がある場合のチケットの売れ方を考えると、一般的に興味が高いかと思います。

マウリッツハイス フェルメール『真珠の耳飾りの少女』
フェルメール『真珠の耳飾りの少女』
絵画は小さいのですが、人々を惹きつけます。

3.建物の雰囲気がよい

美術館の内部はいくつもの小部屋に分かれており、いくつかの部屋にはソファーが置かれています。ですので、気にいった絵画があればソファーにゆったり腰をかけて絵画をじっくり鑑賞できます。部屋の雰囲気がとてもよく、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。

マウリッツハイス王立美術館 Mauritshuis 内装
マウリッツハイス王立美術館の内装はエレガントで
ゆったり絵を鑑賞するにはよい場所です。


4.街の中心地からすぐ

ハーグ中央駅からは1キロ圏内なので、徒歩であれば10分弱で到着。また、観光地であるビネンホフの隣に位置しているため、ビネンホフ中庭で記念撮影をした後に、マウリッツハイス訪問の組み合わせがよいと思います。

ビネンホフ中庭
ビネンホフ中庭
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