オランダの秋は寒いのだ―日々のこと徒然

南国仕様となって久しい私の体に、オランダの秋の寒さは堪えます。外に出るのも、それ以前に蒲団から出るのも億劫になります。

オランダの秋を実感する今日この頃
さ、寒い。部屋のなかでもパンダのかぶり物が手放せません。被り物付きで洗濯物を干していると近所から丸見えなのですが、寒いので全くかまいません。旦那も家の中で被り物をする妻をはじめは訝しげに見ていましたが、慣れてくれたようで、パンダの被り物をなでなでします。若干、パンダになった気持ちを味わっています。


 


寒い、しかしこれでまだ秋なのです。このままでは冬は凍死してしまいます。現在の外の気温は7-4度の間。室内は、ヒーターを使い20度前後です。しかし、ヒーターのそばを離れられず、作業台もヒーターのすぐ隣に移動しました。

ここオランダでは、北西からの風がいつも吹いております。そのため、体感温度は実際の気温からマイナス2~3度となります。なので、7度と言えども体感温度は5度ぐらいといってもよいでしょう。自転車に乗るときにはすでにマフラーと手袋を使用。

ころころ変わる秋空
さっきは晴れていたかと思うと、既に雨。今朝も旦那を送りだして、カーテンを開けたら、まとまった雨と強風。自転車で出勤した旦那でしたが、すっかり濡れてしまったようです。そして、またしばらくすると晴天。緯度では、北海道と同じぐらいですが、寒さの種類は異なると言ってもよいでしょう。

冬とは言えない冬
冬が近づいています。友人が「オランダの冬は冬じゃない!」と文句を言っていたのを思い出します。寒くて、雨も多いものの、雪にはなりません。笑。秋の空も同じく、雨が思いのほか多いことに驚かされます。そしてこの秋は結構まとまった雨があり、ここしばらくは曇り空が続いています。

天気の話
こうした理由も手伝い、そして場つなぎには最適な天気の話は、オランダ人の間、またオランダ人とオランダ滞在の外国人との間でもよく話されます。

長い冬(秋と春はかなり冷え込みます)そして曇りが多い空模様、それゆえに夏になるとバルコニーで日光浴をする人、かなり暑いのにも関わらず太陽の元カフェでお茶を楽しむ人も見られます。きっと、天気の話に花を咲かせていることでしょう。

オランダ仕様の建物の作り
とにかくこれ以上寒くなる前に、カーテンを洗濯せねばと、大きな窓いっぱいにかかっているカーテンを取り外し、まったくのひと仕事です。なにせ、カーテンレールは3メートルほどの高さにあり、椅子をもってしても届かぬ距離です。

仕方がないので、窓枠に足をかけてカーテンをはずします。まったく、オランダ仕様で、平均身長男子で180センチ以上、女子で170センチ以上の人たちが住む家の作りになっているのか、カーテンレールのほか、トイレの鏡の位置も高くてときに背伸びをしてようやく自分の顔を鏡で覗けるほどです。

旦那が「もう、寒すぎる!だれがこんな寒いところに住もうって言ったんだ?」という言葉に思わず白眼視してしまう今日この頃です。




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