オランダ人の羞恥心一体どうなっているの!-驚きのオランダの番組

一糸まとわぬ男女が無人島で出会うデート番組がオランダにあります。

日本でもグラビア写真などで女優○○一糸まとわぬ姿で、などと販促していますが、隠すところは隠し、しっかりビキニきているじゃないか!とつっこみたくなってしまいます。

一糸まとわぬ男女の姿が映し出されるオランダの同番組、モザイクまったくなし、無修正!といって何ら興奮を催すような作りにはなっていませんので、あしからず(汗)


アダム、イブを探す

聖書の創世記のアダムとイブの話になぞらえたタイトルのAdam Zkt. Eva(アダム、イブを探す)。

男女が4人、時にはそれ以上(!)が全裸で無人島ですごし、与えられる課題をこなしながら、お互いを知り合います。最終的にはカップルが誕生、というパターンもあります。

website:アダム、イブを探す http://www.rtl.nl/gemist/adam-zkt-eva#!

目を疑うほど、参加者が服を着ているかのごとく、自らの姿に恥じることもないのもなんとも印象的でした。ザッピングをしているときに偶然視聴した番組に旦那共に驚き、アジア人としては気恥ずかしさに爆笑してしまいました。

20~40歳の今までデート番組に参加したことがない“オープン”マインドな男女に参加資格があります。2014年からRTL5で放送され、人気の故、他の国にも放映権が販売され、アメリカバージョンなどもあるようです。

西欧人の羞恥心とは?

ここ、オランダで見る夜の番組で思うのは、テレビの全国放送で下着姿になったりすることは「大したこと」じゃないと思っている様子が伺えます。

選ばれた歩行人が紙に書かれた「指令」を5人にお願いしてやってもらうことで、賞金を得るという番組があります。あるとき、指令は借り物競走でした。しかし、その借り物とは、身につけているもの、衣類やカバンでした。

もちろん、下着はつけていますが、衣類は途中で調達。なので、もちろん参加者は自らの下着姿を画面にさらすことになります。そして、借り物競走の協力者である他の歩行者もはいているズボンや上着を脱いで貸してあげます。

また、こちらで男女全裸混浴サウナがあると聞きます。 

日本人の羞恥心

日本人の私が驚いていますが、裸を恥ずかしいと思うような社会通念ができたのは近代になってからのようです。江戸時代は暑くなれば庭先で行水し、公衆浴場も混浴、男女の別があっても入り口から丸見えの状況で、男女の別の体をなしていなかったり。

しかし明治に入り、外国人の目を気にし、混浴や裸体を禁止したといいます。日本は時間をかけて、現代のわれわれが共有する羞恥心を形成しました。

今では、「放送事故」なることがあるときには必ずモザイクなどがかかったりしています。それはそれでなんだか卑猥な感じがしてしまうのですが、日本では当然見せられないわけです。

じゃ、西欧人って羞恥心ないの?

こちらの人は下着姿も裸体もOKなのかというともちろんそんなことはなく、友人の多くが同上のテレビ番組を観てかなり反発があります。しかし、現在のアジア地域に比べて“解放感”があるようです。

夏ではかなり胸元のはだけた服装をしている人もいます。このような格好をしたら、フィリピンでは挑発していると思われてしまいますが、これもファッションの一部。

西洋の目によって、裸に対する羞恥心が形成されてきた日本でしたが、西欧は開放にむかっているのでしょうか。

上記の混浴サウナでどぎまぎするという友人の話を聞き、そういうわけでもなさそうですが、羞恥心とヌードビーチに代表されるような開放感が混在しており、興味深いです。




参照
書籍 
一日江戸人 では、江戸っ子ののんびりした、興味深い風俗がイラスト入りで掲載されています。
一日江戸人 (新潮文庫) | 杉浦 日向子

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