[オーストリア旅行] 「恋人までの距離(Before Sunrise)」のウィーンロケ地

ウィーン市内をぶらぶら歩いて、疲れたので休んだ数か所で既視感が。初めて来た場所だというのに・・・よくよく見たら、ここって「恋人までの距離」のロケ地じゃないか?

気がついたのが旅の途中からでしたが、ウィーン滞在中に映画にゆかりがある場所を巡ることができました。

そもそも映画「恋人までの距離」とは?



邦題「恋人までの距離(原題:Before Sunrise)」は1995年の映画。ブダペストからの列車の中で偶然に出会ったジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルピー)、お互いの終着地に向けた列車の出発までの時間(日の出)までの時間、ウィーンの街で時間を共にします。

映画は二人の会話で構成されています。昔の片思いの話、生や死、将来のことなども取りとめもない会話がテンポよく進み、そして二人の背景のウィーンの街並みも美しく、お互いの距離を縮めていきます。

お気に入りのシーンは、カフェでお互いの友人に今起こっていることを報告しあうシーン。ここでお互い惹かれていることが疑似的に作り上げた間接的な会話から確認できます。

”電話”の会話は次のようにはじまります。



セリーヌ:Vanessa. I’m sorry I missed lunch, but I met a guy on the train and got off with him in Vienna. We’re still here.
ジェシー扮するセリーヌの友人:Are you crazy?
セリーヌ:Probably.
(略)
セリーヌ:And he’s so cute. He has really beautiful blue eyes, nice pink lips, and greasy hair. He’s kinda tall and a little clumsy. I like to feel his eyes on me when I look away. And he kind of kisses like an adolescent. It’s so cute.
ジェシー扮するセリーヌの友人:What?
セリーヌ:Yeah, we kissed. It was so adorable. As the night went on I began to like him more and more. But I’m afraid he’s scared of me.
I told him of my story about the woman killing her ex-boyfriend and stuff. He must be thinking I’m this manipulative, mean, dangerous woman. I just hope he doesn’t feel that way about me because - you know me - I’m the most harmless person. I just hide behind angriness because it’s the only way I’ve found to protect myself. The only person I could ever really hurt is myself.
(略)

あとは、映画を観て楽しんでください♪

個人的には、「恋人までの距離」、場所と空間的離れ方というよりは、原題の「Before Sunrise」、日の出までの限られた時間、そして時間から見て、共にした空間のタイトルの方がしっくりきます。

さて、気がついたのが遅かったのですが旅行中に訪れることができたのは、Kleines (Little) Café、マリアテレジア広場(Maria Theresien Platz)、アルベルティーナ博物館(Albertina Museum)のたったの3か所でしたが、中でもアルベルティーナのバルコニーは、オペラハウスが見える風景。映画のロケ地というのを抜きにしても、雰囲気が結構すきでした。



ウィーンに旅行の際は、是非「恋人までの距離」を観てからお出かけを。

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