洪水だ~(1) フィリピンの地方の町が洪水となったら・・・

今日の一日は洪水と共に始まり、暮れていきました。

朝は、近所の子どもが「洪水だ」と叫んでいた声で目が覚めました。
アヒルちゃんがこんな近くに
玄関を開けるとプールのようになっています。ビックリして裏戸をあけると、小川がすぐそこに迫っています。アヒルがすいすいと我が家のそばを泳いでいます。

そして気がつくと、停電。予期し易いパターンです。

膝の高さの洪水の水
膝の高さの洪水の水
兎に角、電気がないと困るので、義母の家へ移動することになりますが、移動手段は自転車。田んぼの間を一直線に伸びる道を水につかりながら移動していきます。

人生で初めて洪水の中を自転車で移動しました。
何だ、漕げるものじゃないか、と思いつつもコワいのが突如ある道のでこぼこと、段差。更に反対方向から、バイクやらパジャック(自転車にサイドカーがついている乗り物)とすれ違うので、その時に誤って見えない段差に落ちないかとハラハラしながら運転します。

ようやく、街の中心地域に・・・けど、ここにも水が
洪水故に、田んぼは消滅。見る影もありません。途中、水の深さは膝程になり、流れも出てきたので、自転を手で押しながら移動です。

そんな道を行きながら、ようやく義母の家に到着しました。義母の家の前も洪水。しかし幸いにも水は家の中に入ってきていません。そして、電気もあるので携帯電話とノートパソコンを充電させてもらいます。

洪水の水がなかなか引かないため、日暮れ前には自宅に戻ることを提案。
自転車を漕ぎながら暗闇で田んぼの方に落っこちてしまいたくありません。

すぐそこに迫る水
帰り路は、更に水が深くなっています。義母の家の周辺は水が引き始めたというのに・・・恐らく、高潮などの影響でしょう。行きで一番深かった場所は更に深くなり膝から10センチほどの高さ。げ、水が深くなっている!

自転車を降りず、そのまま直進。

とろとろと自転車で進んで、帰宅した時には日暮れ。
いつもは音楽や犬が吠え、鶏が鳴いて騒がしい近所も今は風の音と、誰かが水の中を歩いていく音しかしません。

通りを行く車が波を作り、それが我が家に侵入。それを見て、家の中にある本、濡らしたくないものを高いところに移動させる作業を開始します。

降り続いた雨が原因で洪水しているわが地域。床は数十センチ地表から上がっているものの、わが家と田んぼや川からの水とのギャップはわずか数センチ。あともうちょっと雨が降ったら家の中に水が入り込んできます(泣)

旦那ともに、流石に家の中に水は入ってこないだろうと言っていますが、一晩明けてどうなっているのか・・・

洪水だ~(2) に続く。

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