若者のボランティア活動ってどうよ(4) ~ボランティア懐疑論が形成されるまで~

私は所謂「業界」の人間ですが、もともとボランティアはするものの同時に懐疑的でもあります。これは昔からそれほど変わっていないスタンスです。

だからと言って、アンチ・ボランティアか?というとそういうわけではなく、色んな理由で初めたことにせよ、思うところを行動に移して、社会に向けてアクションをするという部分は仕掛ける側であるものの純粋にすごいと思っています。

[若者ボランティア活動に対する懐疑が形成されるまで]
私自身はガール○カウトの活動、高校時代のボランティア部への参加経験、社会人になって仕事で関わって若者がボランティア活動に参加することによって得られるものを身近に見てきました。

ガール○カウトでは、路上での募金活動などに関わりました。しかし、女の子が集まればグループを作り、仲間外れやいじめに似たモノが出てくるのも当たり前。何だかよくわからないけど「社会にイイことしようとしている」はずなのに、人間関係ではアンハッピーな様子に少々違和感。まぁ、こんなものなのでしょうか。

高校でのボランティア活動は、未知の世界を見たいという“不純な”動機で活動に参加。活動に参加し、ボランティアって地味でいい子ぶりっこな印象を得たのですが、実際にそれに近いコメントを知人友人たちから受けました。通常、バイトや塾に精を出す時間をそうした活動に充てるわけですから・・・そういう活動に参加するというのを珍しがられた模様。
お金(交通費、活動中の食費等)、時間が必要となり、私は勉強と家事、そしてバイトの関係で結局続けられませんでした。

高校でのボランティア活動から、ボランティアとは「時間」と「お金」に多少の余裕がある人たちがする“崇高な”自己成長の手段だと印象付けられ、足が遠のきました(汗)

それを呼び戻したのが、職務。NGOに務め始め、自らがボランティアというのではなくて、ボランティアを組織する立場に回りました。過去の経験から自己矛盾を抱えて職務をしていたのですが、この自己矛盾が程良く私と職務の距離を保ってくれていたように思います。

職務柄出会ったボランティアさんたち、社会人や学生としての忙しい時間の合間を縫って活発に活動します。そうした人たちのいる反面、ボランティアと名目で集まりつつもお茶を飲んで、内輪で盛り上がって終わりというグループもいます。ボランティアという外向き感をアピールしなければいいのに・・・なんて思ったりしました。

書くと長くなる+一方的に書くのはフェアではないので書きませんが、実際本当にこういう人が業界にかかわっているの?とびっくりするようなアクション・個人に出くわしたこともあります。

「自分探し」・・「居場所づくり」・・・いいんじゃないですか?けど、ようはバランスなのではと思います。











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