世界中のカトリック教会で「way of the cross」という毎週金曜日に行われるイエス・キリストの捕縛から受難、復活までに起こった出来事を思い起こし、特別な祈りをささげる特別な祈りの儀式があります。
イエスキリストの生涯を記録しているのは新約聖書の中の4つの福音書ですが、その多くがイエス・キリストが十字架にかかるまでの1週間の記述をしており、その重要性が際立ちます。
フィリピンの教会の庭に記された14留の一つ |
特別な祈りは教会によっては、シリアの紛争の犠牲者、自然災害の被災者などで、各教会によって異なると思われますが、基本的には苦しむ人たちに捧げられています。
カトリック教会には壁に捕縛から埋葬まで14場面の聖画像が掲げてあり、その各場所で祈りをささげるわけです。最後の15番目場面の復活は祭壇側に向かって祈ります。
フィリピンの教会の庭に記された14留の一つ |
聖地巡礼ではイエスキリストの最後の歩みである、総督ピラトの官邸(プラエトリウム)から刑場のあるゴルゴダの丘までの道のりを追います。この歩みをラテン語ではヴィアドロローサ(苦難の道)と言います。
ヴィアドロローサはイスラエル観光の目玉ともなっているそうですが、全世界のクリスチャンにとっては、かつてイエスキリストが歩んだとされる道をたどる中で宗教的な経験をする人も多く、神聖な宗教行事となっています。
現在フィリピンも人口の80%以上を占めるカトリックによって四旬節の雰囲気が漂っています。キリストの受難に身を馳せるべく、一日一食で過ごす人、肉を絶つ人がいます。しかし、多くの人は肉食をやめていないようですが(汗)
フィリピンの教会 |
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