マニラからビコールへ・・・長距離バスの中での独り言

今、ちょうどビコール行きの長距離夜行バスの中で夜8時出発のバスが30分を過ぎても乗客が定員に達しないために待機している最中です。ちょうどミスタードーナッツの店員さんが、お土産用のドーナッツを売りに車内に乗り込んできた所です。良く見かける風景です。車内にはプライムタイムのドラマが放映されています。
オランダから戻り1週間と経たない慌ただしい中ですが、夫の実家に帰省すべくバスに乗り込みました。8~9時間の旅程で狭いバスでの旅はシンドイのですが、実家にご挨拶に行かないわけにもいかないのでひとまず行くことにしました。

クバオにある長距離バス乗り場までは多荷物を抱えてトライシクル、FX(乗り合いタクシー)とジプニーでした。乗り換えの度の荷物移動でバスの座席についた時にはひと息しました。旦那は既にお休みモードに入っています。

バス停ははクリスマス、長期の休日の前の風物詩となるような混みようで、バス券を前予約しなければいけないほどで、更にビコールから都心に出てきて働く人も多いためピークのシーズンは心なしか、他の地域の人たちよりも多いように感じてしまうほどです。
今回は予約なしでそのまますんなり乗車です。どの休日にもかからず、また週のど真ん中に移動する人が少ないことが伺えます。

そうこうしているうちにバスが動き出しました。ひと月半ぶりに見るマニラの町はちょうどコールセンターの夜シフトに向かう人たちのラッシュアワーがひと息したところ、煌々と光を放つネオンとモールの明かりが車内を照らし出し、久々に帰郷するであろう人たちの嬉しそうな顔を照らしています。ああ、また移動。しかし、田舎の多少ましな空気を吸って、今後の予定を夫婦で話し合ってきます。

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