キアポ観光-ガイドブックにはない歩き方(2)


サンセバスチャン・バシリカ

サンセバスチャン・バシリカ マニラ
通常の観光ルートから外れているこの教会、しかし珍しい全スチール製の教会。オリジナルの教会は15世紀に木で作られたが地震で破壊されたために、丈夫な教会の建築を考案し、19世紀末に二人のベルギー人のエンジニアがこの教会を設計することになりました。部品は全てベルギーで作られ、52トンにもおよぶ重さの部品は船で運ばれ、マニラで組みたてられた、大きなレゴのよう。スチール製であることは、教会の建物に触れてみないと中々分からない。実際内装も石作りに見えるようにペイントされている。見事なステンドグラスは、ドイツの職人によるもの。

長崎のマグダレナ
日本十六聖人の中の一人で、ドミニコ会第三会修道女。その像をサンセバスチャンバシリカで見ました。当時の役人によって棄教を薦められたが、拒み拷問の故に亡くなりました。思わぬ場所で、日本を意識することに。



不思議なテイストのお屋敷

日本、中国、(どこの国かは定かではないが)西洋のテイストが混じるこの家は、個人の所有。船乗りがマニラに船が停泊中ここに宿泊しているのだとか。
大きな地震で塔は折れて落ちてしまったと聞いたが、それでも周辺の民家に比べて非常に大きなサイズで、そのデザインと共に人目を惹きます。


大邸宅が分解されるとこうなる
かつてあった、大邸宅の名残。聖書の登場人物を模した像、鯱鉾、そして既に民家に囲まれてしまっている像は中々他の地域では見られない興味深い観光スポット。


キアポ周辺は入り組んでいるため、慣れたガイドさんと共に民家の間に点在する隠れた観光スポットを探すのがおススメ。勿論、自ら隠れたスポットを見つけるのも楽しいものの、地域上注意も必要です。

最後は、中華街のベジタリアンレストランで遅めの昼食を頂き、観光を終えました。


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