アルバート・ハイン(Albert Heijin)-オランダのスーパーマーケットチェーンの成り立ちを知る

アルバート・ハイン(Albert Heijin)、青い「AH」のロゴが目印のスーパーマーケットチェーン店。オランダを中心に、ベルギー、ドイツ、キュラソー等に1000店舗以上あります。オランダを訪れた人は必ず目にするこのスーパーマーケットの原点は、ザーンセ・スカンス内のアルバート・ヘイン博物館にあります。



アルバート・ハイン Museumwinkel Albert Heijn
アルバート・ハイン一号店

アルバート・ハインの原点

オランダを中心にその近郊で店舗を展開し、食品や日用雑貨を販売する他、自社ブランド製品の製造・販売も行っている、オランダを代表する小売店アルバートヘイン。

アルバート・ハインは創業者の名前。父親の雑貨店を受け継いだアルバート・ハイン(当時21歳)は1887年にオーストザーンで一号店を開業しました。今でこそ、オーストザーンとアムステルダム間は電車で10分ほどの距離。しかし、開業当時19世紀後半はボートで、3時間ほどの道のり。そこを行き来しながらアルバートは農家からの買い付け、販売を行っていました。

お店は、朝6時から夜の10時、週末も開店という繁盛ぶり。当時はロープ、端綱、木靴などが店頭に並んでおり、顧客の大半を占める農民に合わせた品ぞろえで、顧客をつかんでました。



お店の発展

開業から、独自のコーヒー作りに着手し、ベーカリーなども持ち、顧客のニーズに応えながら、1920年には有限会社として登録。創業者のアルバートは会長となり、息子たちがマネジメントの職に就きました。戦後には公開会社となり、証券取引所に上場、着々とその商売の規模を大きくしながら、危機を乗り越え現在に至ります。

アルバート・ハイン(Albert Heijin)一号店、店内の様子
アルバート・ハイン(Albert Heijin)一号店、店内の様子
近所の広い売り場面積と豊富な品ぞろえを誇るハイパーマーケット、アルバート・ハインXL、アルバート・ハイン、また駅のキオスク、コンビニ的存在としてのアルバート・ヘイン to go、その青いロゴはKLM(オランダ航空)の色合いを連想させ、オランダの風景の一つとして定着しています。

オランダでとても身近なスーパーマーケットに関する歴史を提供してくれる小さな博物館、その当時の様子を再現することで、訪問者の想像力を刺激してくれます。ザーンセスカンスに行った際は是非お立ち寄りを!

関連ブログ「オランダ、風車が観たいならザーンセ・スカンス(Zaanse Schans)


アルバート・ヘイン博物館(Museumwinkel Albert Heijn)
場所:ザーンセ・スカンス内(入口近く)
Museumwinkel Albert Heijn
ウェブサイト:
入館料:無料
休館日:月曜日
開館時間:11月からイースターまでの土曜・日曜日は12:00‐16:00
イースターから11月1日までの火曜から日曜日は10:30から13:00、13:30から16:00

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