インターナショナル学生・社会人の食事会-Meet and Eat

ここオランダの某大学の学生施設では、毎週水曜日夜にMeet and Eat-国籍が異なる学生・社会人が集まって、ご飯を作って、食べて、話して楽しむイベント-が行われています。有志がご飯を作り、参加者は2.5ユーロのご飯代を払い、費用をシェアします。毎週Facebookを通じて、出欠の有無を確認して人数分、正確には場所の関係で最大40名のご飯を作ります。

イースターエッグを皆でペインティング

●●nightとなる場合には、特定の国がホスト役を果たし、彼らのお国の料理を振る舞い、更に簡単なプレゼンテーション、アクティビティなども行います。もし、その国ごとの料理の作り方を習いたいという場合は、一足早く会場へ行き、料理を手伝ったりもできます。


インドネシアン・ナイト、調理中

今年に入って、イラン、ポーランド、フランス/ベルギー、日本、フィリピン、イタリア、インドネシア、トルコなどの国の学生・社会人がホスト役を果たしてくれています。更に、イベントごと、クリスマス、イースター、女王の日などにも特別なメニュー、シンプルなもののテーブルデコレーション、衣装コンテストなどを行います。

よき文化交流・社交の場として機能し、知名度・人気が高まりFacebookを通じてお知らせを出して2-3時間以内に定員数はあっという間に埋まってしまうという盛況ぶりです。

イラニアン・ナイトの発表の様子
盛況となるイベントになるのに数ヶ月を要しています。私が入りたての頃は、レギュラーのメンバーも決まっており、人数も多くて30名、しかし参加者はおおよそ22,3名程でした。人数が多ければよい、という訳ではなかったものの最大30名の参加が可能ならば、もっと人を募ったらいいのではないかと思い、滞在が「退屈」と口にした学生・研究者を片っ端から声をかけました。そのうちの何人かは、Meet and Eatの活動をこよなく愛し、リピーターとなっています。そして、インターナショナルの学生がホストを頻繁にし始めると、クチコミで更に広がりました。


Meet and Eatの前身は、ディスカッショングループだったようです。異なる学部の学生や研究者が集まり、色んなトピックについて話し合ったようです。知的刺激を求める学生・社会人にはお誂え向きだったようですが、一日中机に向かい、あるいは研究室に篭もって研究をしていた彼らはちょっと疲れ気味で、更に休息なくディスカッションというのはきつかったようです。Meet and Eatはひと時の休息と、限られた彼らの人間関係を拡大する、学校でも、寮でも、同郷の人の集まりでもない第三の場を提供しているようです。



 現在その実行委員のひとりとしてお手伝いしています。先日、その一周年区切りでイベントの評価をしました。「交流が楽しい」「国際色豊か」というのが多く聞いたコメントで、お手伝いをしていて嬉しく思われたところです。

 改善すべきところは、同じグループで固まる傾向があるので、それを崩すかという点。交流と刺激を求めて来る参加者たちですが、やはり中にはシャイな学生がいるもの。そうすると、同郷人で固まったり、同じ寮から来た人と一緒に行動したりするようになります。比較的狭い空間でどうやって人を混ぜるのか?また、前述の通り今は人気のイベント。出席をクリックするのは近頃は50名以上。その為、毎回残念ながら出席できない人がいます。寒い春の気候が続いていますが、もう少し暖かくなったら家屋のピクニックテーブルも解放し、「参加したい」といった全ての人が参加できるように配慮したいものです。

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