居候猫の飼い主を探す

 我が家には、居候猫が一匹います。ソファーを独り占めして、ほぼ一日我が家で過ごし、なんと一日数回も餌をねだり、なぜかよくわからないけど、この家の誰よりも我が物顔で我が家に滞在しています。

「おい、なんかうまそうなもの食ってんじゃねえか、俺にもよこせ」と言いたそうに見つめる居候猫。


居候なんだから、居候らしく、ひっそりと滞在してほしいものの、彼女が座った場所は毛だらけになり、彼女がいる空間は、アレルギー持ちの私は決して快適に過ごすことができません。結局、私が掃除する羽目に・・・

毛だらけになるため、猫の毛からソファーを守るため、シーツをかぶせておくものの、シーツとソファーの間に潜り込む🐈

めくったら、こんな風に顔をだしてみたり・・・


しかし、なんだかんだ言っても、その真ん丸な瞳に見つめられ、ごろにゃんとすり寄られると、あぁなんてかわい子なんだろうと、すりすりしてしまいます。それぐらい、かわいいです。ちなみにこの猫、かなりの肥満体系。抱っこしたら、毛だらけになるのみならず、腰を痛める可能性があるので注意です。

さて、この猫実は我が家で生活を始めて約1年です。というか、我が家で一日の大半を過ごし始めて1年です。私が仕事で家を空けている間に居つきました。だから、私のことをきっと「新参者め」と思っていることでしょう。


このふてぶてしくもかわいい猫ちゃん、すりすりすると、喉元にこぶみたいなものがあることに気が付きました。猫ちゃんのこぶは良性でも悪性でも名前があると聞いたことがあり、かなり心配していました。その上に、今朝ソファーを見るといままでにないくらいの大量の毛が落ちていました。いつも掃除しているので、異常な量に驚きましたが、暫くはどこの毛が抜けたのかわからずに、猫ちゃんをすりすりしていました。おなかを向けてきたので、いつものようになででいたら、下腹の毛が円形に抜けているのを発見しました。

「うげ、なんだこれ!」

絶対何かの病気だ!と思うものの、飼い主を差し置いて、勝手に動物病院には連れていくことはできないため、さっそく「ホントの飼い主」探しを始めました。

ペットを飼ったことのない私は、まずクローズドのオンライングループに、事情を説明し、助けを求めました。わずか30分以内に、20人ほどの人がメッセージを寄せてくれ、その中からいくつかやれることがみつかりました。①紙の首輪を作り、そこに連絡先を書いて、飼い主からの連絡を待つ、②Dierenhospitaal en Dierenambulance(動物病院と救急車)に連絡してみる、③いくつかある飼い主を探す、オンラインのグループに投稿・相談してみる、④町の獣医に連れていき、猫に内蔵されているマイクロ・チップを読み込み、飼い主を見つける・・・等でした。

①はさっそく実行。猫に抵抗されながらも紙の首輪を装着。①をやっているうちに、私の投稿をみたDierenhospitaal en Dierenambulance(動物病院と救急車)という団体の職員がソーシャルメディアにメッセージを送ってくれました。

紙の首輪を装着!しかし、気持ち悪がること、この上なく・・・


はじめは、本当にこの団体の職員さんなのかわからず、用心深くやり取りしておりましたが、どうやら、本当に団体に勤めている職員さんのようでした。女性曰く、私の生活する地域の周辺に、団体のボランティアが猫に埋め込んだマイクロ・チップを読み込む機械を持っているので、彼女が出動可能であれば、すぐに向かわせるとのことでした。
団体の職員「まだ、猫はいますか?」(猫は一日の大半を我が家ですごしていますが、いないこともあるので、猫が在宅であるかを確認)
私    「はい。まだいます。」
団体の職員「さっき、ボランティアと連絡が取れたので、ご自宅にすぐに向かわせますね」

「すぐ?」どれぐらいすぐなのだろうかと思っている間もなく、玄関のドアベルが鳴り、団体のボランティアが機材をもって到着。最後の連絡から到着まで、わずか5分!本当にすぐに来ました。

居候猫は、ボランティアの突然の登場に驚き、いつものふてぶてしさも消えて、逃げ惑うものの、首根っこをつかまれて、小さな機械に首元に埋め込まれたチップを読み込まれました。その機械に表示された番号を元にして、携帯のオンラインデータをサーチすると、オーナーが判明。実は我が家の近所に飼い主がいることがわかりました。

ボランティアは登録された電話番号にさっそく連絡。飼い主に事情を説明しました。団体のボランティアによると、飼い主は、猫の喉元にできものができているのを知っているものの、病院にはまだつれていっていないようでした。ひとまず、飼い主の電話番号のみを受け取りました。(飼い主の名前は知らされていません)

ちなみに、ずっと女子だと信じ、女性名「ミーヤ(本名:ミーヤ・ナターシャ・スミルノヴァ・・・なぜかロシア的名前)」を与えていましたが、ボランティアさん曰く「この子、男の子ね。”ジングルベル(笑)”がないけど」との説明から、この居候猫は、なんと去勢されてしまった男の子だったことが判明しました。そして、名前はガーフィールド。

女の子だと思っていたんですが・・・

飼い主さん、あまりこの猫への関心がないためか、それとも何らかの事情があるのか?明らかに獣医に見せねばならない状態も放置中の様子。そのため、目やに、体のかゆみ、脱毛、できものについては、団体の職員さんとのやり取りの中で説明しました。我が家でご飯を要求するため、飼い主宅でご飯をめっきり食べなくなったようですが、それについても気にする様子もなく、これは、育児放棄ならぬ、ペット放棄(ネグレクト)?なのではとも思えなくもない状況であることから、団体の職員さんには、猫の状況(体調)がよくならないようであれば、連絡下さいとと言われました。ペットネグレクトではないことを願いつつも、我が家に居ついた理由は居心地がよかったためだだろうとのことでした。この一件で、飼い主さんもこの猫を責任もって、飼ってくれることを願っています。

ちなみに、こういう状況を経験した人がソーシャルメディアのコミュニティの中でも数人いることがわかりました。ということは、実数としてはもっといるのでしょう。中には、迷い猫で、私の生活する都市から約30キロから40キロも離れた場所から来た猫を保護したという話や、野良猫かとおもって、飼い主をたどったら、飼い主は病気か何かで昏睡状態で、病院で治療中だったなど、猫のドラマ、人間のドラマも併せて垣間見ました。さて、我が家の居候猫のドラマとはいったい何でしょう。気になるところですが、今のところは詮索しないでおきます。

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