ジョージア人の恋愛模様

古今東西盛り上がる話題の一つが恋バナ。著者がとりわけ、興味を持つのがその国ならでは男女の関係や恋愛模様に関係する風習など。しかし、グローバル化が進んで、都市部の男女関係は均一化が進んでいるように思えてしまいます。それゆえに、著者と同じぐらいの世代の話を聞いてもとりわけ大きな違いはないようです。それならもうひと世代前の話はどうでしょうか。

ジョージア人の話してくれた、(ひと世代前の)ジョージア人の恋愛模様とはいかに・・

数年越しの追いかけっこ

多くの社会がそうであるように、ここジョージアでも男性がリードする、というのが一般的なようです。両思いの男女であっても、男子が先に女子に告白して、そして交際がはじまります。しかし、ジョージアでは男子の告白に対して、女子はまず「NO」というそうです。

そのため、男子は好きな女子を射止めるため、その女子を追いかけ、そして猛烈アプローチをします。その追いかけっこは、長くて数年続くそうです。友人は、冗談交じりにストーカー行為と言っていますが、男子の努力は相当のものです。

男友達とポリフォニー?

女子の心を射止めるために、男子は歌を歌います。ここまでは、フィリピンと似ていますが、ジョージアではたちまち男友達とのポリフォニーが始まります。つまり、男友達は友人の恋の成就のために、合唱となるわけです。

წუნა და წრუწუნა მულტფილმი cuna da crucuna 1961
アニメでは、女性の家(女性の部屋のバルコニー)の前で女性を射止めるべく、歌をうたいます。
また、友人の話では一晩中トランペットを演奏して、近所迷惑となったという話も・・・歌はともかく・・・トランペットはね・・・

花婿を嫌う?

様々な困難を乗り越えて、いざ結婚となった時、花嫁家族は花婿をつらくあたります。(嫌うように見せる風習があります)。花婿を無視したり、きついことを言ったりするそうです。これらは、結婚式の日まで、あるいは結婚式以降も続くケースもあるようです。

一説に、お嫁さんの両親は、「白馬に乗った王子」が娘を迎えに来てほしいという願望があるため、現実とのギャップに時にリアルにガッカリなのだとか(笑)。「白馬の王子」って・・・数日前に結婚されたヘンリー王子ならともかく、現実にはない設定ですけどね。親心として娘に幸せになってほしい思いの表現と理解されています。しかし、元々の理由は別のところにあったように思われます。

これらは風化したか?

現代において、上記のような風習は都市化と共になくなりつつあるようですが、女性を追いかける行為、そして女性はわざとYESと言わないところは、風習として残っているそうです。しかし、その風習のために、女子が本当に嫌でNOと言っていても、勘違いする男子もいるようです。

また、意中の女子にアプローチするために、男子が男友達とポリフォニーするというのも頻繁には見られないと言われており、現代の男子たちはやらないそうです。ちょっとがっかり(別に経験したいという意味ではないです。念のため。)。

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