日本でカルチャーショック! - 久々の日本帰国に想うこと

日本到着後、まるで(日本通で、日本語ができる)外国人が日本を見つめるような目でこの日本社会を観察しています。
切符売り場で券売機の利用法を説明する職員
羽田におり立って以降、逆カルチャーショックを経験中です。

サービスの良さ

日本では、店員さんは親切に分かる限りのことは説明してくれようとします。以前、私の旅行鞄の色を塗りたいと思い塗装のための用品を購入しに地元のホームセンター出かけた際のこと。鞄の素材を考えて、どのペイントを使ったらよいのかと考えあぐねていると、店員が「何かお探しですか」と尋ねてきてくれました。これは有難い!と用途を説明し、どのような種類を使うべきかを尋ねました。
その女性店員、素材とそのペイントの種類を説明してくれました。説明は十分であったと思いますが、店員さんわざわざ確認のためと、メーカーに電話で問い合わせてくれました。
※ちなみに旅行鞄(スーツケース)は自力でなおせますよ(笑)。

また、郵便局では、目的・用途・配達時期などから客にとって一番お得な方法を提案してくれたりします。

何よりも日本はお客を待たせない。レジも客が並び始めれば、ヘルプでさっと入ってレジのお客の流れをよくしようとする。そして、レジ処理が早い。そして、日本のサービスを体験すると本当に自分は“お客さん”なんだぁと感じることしばし。

整然、すっきり、清潔

空港でも、街でもものが散在しないように心配りがされていると感じます。空港ではカートの置き場。

特にトイレが素晴らしい(笑)。某国では女性用のトイレの便座に足跡がくっきりついていましたが、そんなことが日本で起こったらニュースになりそう(笑)なほど掃除が行き届いています。

しかも、なんと多機能なトイレに驚きました。
改札口では、清掃員が皆が足で踏んで汚くなっているアイコン(駅構内へのカートの乗り入れOKのアイコン)を手作業で丁寧に掃除。
そこまでしなくても・・って思うのですが、清掃員のおじさん、せっせと綺麗にしていました。

皆並ぶ!


国によっては列はあってないようなもの(笑)。横入り、列の無視なんてものは海外で生活し、海外を旅行した中では、列で待つのが嫌な某国の旅行客が露骨な横入りを。(「皆並んでいるんだ」と注意しましたが、英語がわからないとか言ってちゃっかり、わたしをぬかしていきました。)
なので、皆忙しくミツバチのように動く日本人ワーカーがきちんと列を作り、並び、自分の順番を辛抱強く待っているのに、当たり前ながら素晴らしいと思いました。
皆がしっかり並んでいるので、誰かに横入りされると周囲を見回したりしなくて済みます(笑)。

皆が同じ行動をするという信頼があるのでしょう。

ブログ「なぜ、並ばないんだ君たちは!
ブログ「フィリピンで生活をしてまだ受け入れられないこと1


礼儀正しさ

電車の中で、帰宅途中の小学生の男の子一団と遭遇しました。背の高さなどから考えると、小学校の低学年でしょうか。漢字試験の結果を熱心に話し合いしていました。
ここから察するに、勉強をかなり頑張っている子なのでしょう。ひとしきり話した後、窓から差し込む日差しが暑かったため、電車の日除けを下ろそうとしていましたが、どうがんばっても手が届きません。自分で出来るかなぁと見ていた私でしたが、「これを下ろしたいのかなぁ」と声をかけてみることに。男の子「はい」と元気よく返事、そして日除けが彼らの席の後ろの窓を覆った時には、「ありがとうございます」。林檎色のほっぺたにつぶらな瞳のリーダーらしき男の子が丁寧にお礼。

当たり前、と言われれば当たり前の一コマでしょうが、こんなに幼少のころから、しっかりしているなぁと感心しました。日本は小さいころから、「内」と「外」を教えられ、早くに自立を促されていると感じます。自立の一例が小学生の一人通学。治安がよいから出来るのだと思われますが、どうやらそれだけではないと思います。

先日銀行に行った時に、深々と丁寧にお辞儀され、「あーそんなに頭を下げないでください」と言ってしまいそうになりました。ただ、ものを尋ねに来ただけなのに・・・(汗)

外国には外国、その国特有の作法があり、彼らの行為を「未開」であるとか、それらの国とくらべて日本は優れているなんていうつもりはないのですが、日本国民改めて細部にまで気を遣っていると感心せざる得ません。

このまま日本に滞在したら、このシステムにきっと「甘やかされ」てしまいそうです(笑)

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