フィリピンの田舎で中古物件を買う

まさか、旦那の田舎で家を買うことになるとは思ってもみなかったです。

いきなり中古物件の話が舞い込んできたのは5月上旬。旦那の小学校時代の友人を通じて紹介された家は築20年の中古もいいところの4つのベッドルームがある物件。
フィリピンの家屋の一例
近頃はコンクリート作りの家が多くなりました。

おー4部屋もあるなんてすごいと思われますが、こちらの部屋のつくりは小さいので、実際2部屋と言っても差し支えないと思います。

少々傾いている家屋の入り口

旦那は買いだ!と思い、著者はそうは思わず。ひとまず、旦那の意見―自分たちの家を持ちたい―を尊重し、下見に行きました。

家屋訪問

家屋の訪問は、旦那の友人と家のオーナーがきて、家の中を案内してくれました。

予想通り、部屋は小さく仕切られ、4つの寝室といいつつも実際は、2つほどの広さです。
一階部分に2部屋、ひと部屋は3畳半ほど、もうひと部屋は5畳ほどの部屋。
どうして狭い家をこんなに区切りたがるのかわかりません。
内装・台所とお手洗い
暗すぎます

フィリピンの家全体に対して言えますが、家の中暗すぎです。日中でも明りが必要なキッチンなどは、著者的には論外。

そして、案の定、おんぼろ。(正直に書いてすみませんが、本当に・・・)

一階部分にはひびがはいり、トイレのドアは腐っており、窓ガラスは破損等々・・・
家主と旦那が話しているのを小耳にはさみ、提示された額に「まじかよ」って呟いてしまいました。

額は敢えて書きませんが、この中古ぶりで○○万ペソはないだろって。

交渉

下見を終えて帰路、旦那は勿論下見をした物件について「どうおもう?」と聞いてくる。

「ドアノブは壊れ、一階部分にひび、太陽光や風の通り道を徹底して無視した作り、台所+トイレなんて特にありえない、ここで料理なんてしたくない〈省略〉・・・これで○○ペソって論外。 そもそも、家を買って現在生活する義母宅から移動したいというのは・・・〈家族で起こっている問題の故〉、なので他の親族の故に急いで物事を決定する必要はないと思う。なぜ、決定を急がないといけないのか?そして、義母の自宅から近すぎ!そんなに近くに住みたいのか?」

あー言いきってすっきりした。

「・・・・」旦那は沈黙。

帰宅してしばらくすると先ほどの家主から催促のテキストメッセージが来たというので、「先ほどの理由故に応じたくない、何よりも値段もありえない。△△万ペソなら応じるがそれ以外は話にならない」と旦那に言うと、旦那しばらく考えた後、先ほど羅列した欠陥部分を書き、それらを理由に値下げ交渉開始。提案した額よりも少し低く相手に提示。

何度かやりとり、わたしは値段の妥協する気はまったくなし。くどいようだが、年代物なんですから。家屋には価値はほとんどないとみなし、土地に対してお金を払い、家がついてきた!という考えをしています。

家主も粘ります。5万ペソづつじりじり値段を下げてきますが、まだ目標額にはいきません。

個人的には、これで購入しなくてもOKと思っていました。ロケーションも旦那は気に行っていたけど、好きではないし。そもそも庭がなくて、家庭菜園が作れないのがいや。

提示額から20万ペソの値引きを要求。なので△△ペソにはならないだろうと高をくくっていました。けど、修繕にゆうに20万ペソは掛かるよこれ、って感じです。

※こちらの平均給与は1万ペソほどです。

どうなったか?結局、こちらの希望額に落ち着きました。

旦那、決断。
著者は、もっと値切っておけばよかったと少々後悔(笑)

購入後の後日談

けど、話はここで終わらないのがフィリピン・・・

土地の所有の問題

家主、近所に住む兄弟たちと土地を分割中。そのため測量しなければなりません。こちらの要求は勿論、隣家とのボーダーをしっかり引くこと。そして門の共有をなくすこと。どうなるのだろう・・・

測量にかかる費用は数万ペソ。そして、土地の所有の証明を作るのに更にお金がかかります。しかし、その後が中々進まないのがフィリピン。書類が作られない限りは、土地を所有したとは言えませんので、著者は書面での取り交わしがあっても全く安心していません。

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