[中欧旅行] ベルリンからプラハまで~バスの旅

旦那の博士論文の発表と授与式という一代イベントが終わって、ご褒美旅行の次の目的地、プラハに発ちます。ベルリン・プラハ間はバスでの移動です。

 旦那のヨーロッパ行きのビザが取れたのが遅かったため、移動手段や宿泊諸々の予約が遅れ、飛行機も電車も旅行を決めた時点ではわれわれの「予算より」はるかに高くなっていました。旅を諦められず、最終的には代行としてのバスの旅となったのでした。

プラハまでの旅は、このバスが停車するターミナルに行くところからはじまりました。

ベルリンの電車は東京の路面図のようだと私は思っています。環状に山手線のように走るライン、そしてその真中を貫く中央線、南北線のようなライン。ホステルのある駅の場所はまるで上野駅のよう。ベルリンの東部に位置し、郊外に向かう電車の始発地点ともなっています。電車で約30分ほどのバスターミナルがある駅は立地的にも新宿駅のようで、西に位置し郊外のみならず、そうした長距離バスの発着ターミナルが置かれています。

朝ホステルを出発した時間が予定より遅かったため、バスの出発時間に間に合うか、ぎりぎりで、30分の乗車時間が長く感じました。

勿論、間に合いましたが、バスターミナルには初めて行くために、場所が不確かで、心配で手荷物を胸に抱いてターミナルめがけて小走りすることになり、バスに到着した時にはぐったりでした。

バスはターミナルの電光表示板の案内通り、13の乗車口に停泊していました。パスポートと乗車券を見せて乗り込んだバスは、個々人の席に飛行機のようなエンターテイメント画面が設置され、飲み物(コーヒー、カプチーノ、ココア)の無料サービス、インターネット(ただし、チェコ領域内のみ)と充実しており、私の期待を良い意味で裏切ってくれました。

映画のチョイスは多いわけでもないのですが、5時間のバスの旅を楽しむには充分です。思わず、今更ながら「ホビット」をつまみ観て、そのあと「メアリー&マックス」を鑑賞。

ちなみにチェコ語でしたが、「フィリピン、マニラ」のドキュメンタリーがあり、何故?と思いつつもちょっと嬉しくて、思わず観てしまいました。(内容はよくわかりませんでしたが・・・汗)

ひと時映画に心を奪われていましたが、窓の外に目をやると素朴で美しい田園風景、時に大きな町の重厚な建物群を通り抜けていき、5時間の長旅も疲れないと言えば嘘になってしまいますが、それほど苦とはなりませんでした。

10時にベルリンを発ったバスは午後3時前にプラハに到着。ちなみにターミナルを降りてすぐの両替所のレイトは結構よい+手数料を取らないのでおすすめです。

兎に角、到着した今日はクリスマスイブ。家族でクリスマスイブのディナーを楽しむ予定のあるホス
テルのオーナーは、私たち夫婦の到着を今か今かとホステルで待っているので、より路は出来ません。すぐにホステルに移動すべく、地下鉄の駅に急ぎます。

駅の切符はもっているコインが使えない恐れもあります。ローカルの人は、券売機にコインをすりつけています。理由は不明ですが、先ほどまで使えなかったコインが使えるようになったりするので不思議です。

我々も真似してコインをこすりつけて、自販機で切符の購入を試みますが、うまくいきません。もがいているとチェコ人の青年が切符の購入を助けてくれることに。その青年、一枚分の切符はまるまる、料金を請求せずそのまま「メリークリスマス」と、クリスマスプレゼントと言わんばかりに、購入したばかりの切符を我々に手渡し笑顔で去っていきました。

助けてくれたのみならず、切符の代金を受け取らず、笑顔でスマート去っていく青年。。この国の第一印象は抜群によくなりました。

続く

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