凍える寒さのプラハ本駅 |
プラハ駅から12時間の旅が始まりました。
12時間・・・長い旅ですが、それほどの長さを感じなかったのは様々な相席者との出会いがあったからでしょう。飛行機ではない旅の良さを感じました。
我々の席はどこ?
旅はまずは予約している席を探すところから。このわれわれ夫婦が乗った電車は行き先が異なる電車が繋がっております。大きくは2つに分かれ、一方はドイツ方面、もう一方はスイス行きです。入口に最終目的地が書かれており、車両を見つける途中スイスチューリッヒ行きというのを見つけました。
誤って乗ったらスイスに到着ということになります。といっても途中鉄道職員が切符を確認するべく回って歩くのでよほどのことがなければ間違えて車両に乗り込むということはありませんが・・・
車両を見つけて乗り込むと、そこはコンパートメント席となっており、3人が向かいう会う形で6人座れるようになっています。
相席
我々の席は、通路側の51,52番席。そこに陣取り、ほっと一息し暫くすると、愛想のよい男性が入ってきて、空席の有無を聞いてきました。席は基本的には予約することで確実となりますが、予約なしでも空いている席があれば勿論座れますので、それを説明し、席をすすめました。その次に乗り込んできたのが品のよい70代前後の夫婦。黒のビロードスーツとワインレッドのベレー帽が似合います。旦那さんが奥さんのコートを脱ぐのを手伝ったり、荷物を上げて上げたりと徹底した紳士ぶり、そして笑顔を絶やしません。この二人は席を予約していたため、自分たちの座席を見つけ、着席。我々の隣の席です。後に知るのですが、この男性彫刻家のようです。
次は30歳前後の女性。カラフルなジャケットとスーツケースが印象的、スーツケースをしまうのを先ほどの男性に助けてもらい、兎に角着席。この女性も特に座席を予約していません。
これで6つの席は埋まりました。
われわれカップル、そして品のよいカップルを除いては、お互い誰かも分からないので、なんとも不思議な雰囲気なのですが、電車はゆっくりと駅を離れ、次の目的地に向かいます。
ドイツ語とオランダ語で会話成立?
何ともぎこちないのですが、ご年配カップルの旦那さん、我々と話したい雰囲気。会話を始めてみると何とドイツ語しかはなせないことが判明。ご夫妻は東西ドイツに分かれていた際東側に住んでいたため、英語の教育を受けておらず、英語がしゃべれないとのこと。けど、流石ヨーロッパ人、周辺の国の言葉をちょこちょこ知っていたりして。われわれ夫婦、勿論ドイツ語はからっきしだめ。習ったことないのですが、英語がダメなら、オランダ語で対抗!と片言のオランダ語で話すと・・・通じてしまったりして。
その旦那さん兎に角、お話大好き。話すわ話す、著者は20パーセントぐらい分かった程度。旦那はもうちょっとオランダ語ができるので著者よりは話についていけていたようですが・・・
そうしていると、また一人われわれのコンパートメントに乗客が。ぱっと見東欧の黒髪美女。先ほど入ってきた30代前後の女性の席を予約していたとのこと。しかし、コンパートメントの外は人人人。。オーバーブッキングのため、立つ場所も見つけるのがやっとの様子。
そんな中、追い出すわけにもいかないので、少々詰めて席をシェアすることになりました。
途中、車内から雪が見え、盛り上がります。
オランダ語とドイツ語、英語が行きかうつたわっているのか分からない会話は、ご夫妻がデュッセルドルフまで続きました。兎に角、話したい気持ちが大切なのだと学んだひと時でした。
続き>>[欧州旅行] ヨーロッパ電車での移動 相席での出会い(2)
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