善行銀行~情けは人のためならず~か・・・

「善い行いは、天に貯金されている」とうちの母が子どもの頃によく説教めいた口調で言っていたのを今日とある人物の話を聞きながら思い出しました。

 行きつけの場所で、いつも見かける顔を見ないので気になり、知り合いに聞いてみたところ短的には勤務態度に問題があり、配置転換になったとのことでした。

 しかしながら、よくよく話を聞くと、無断欠勤、職務怠慢、職場にボーイフレンド??を連れてくる、窃盗の疑いあり?というのが本当の所。
 近頃ちょくちょく見かけた某学校の学生バイトたちの存在理由は、彼女の穴埋めだったということを今日知りました。彼女の職務は、施設訪問者に記名してもらい預けた荷物を責任を持って管理するのですが、いつも彼女はどこかにうろうろし荷物カウンターにはおらず、挙句の果てにはボーイフレンドらしき男性を連れてきては一日中おしゃべり。

 問題は、窃盗の疑いまででてきてしまったこと。話を聞いた彼女の元同僚は言明をさけつつも、当人しかしらない貴重品の場所を探しあて、お金だけ抜き取られるという被害が続出したことでした。勿論、被害者は苦情をいいます。苦情が出たら流石に施設としても対処しなければなりません。

 いくら荷物の持ち込みが禁止だとは言え、お金を置いていくというのは注意不足にも程がある!という持ち主の批判はここではさておき、よそ者が入ってきて盗んだということが考えずらいため彼女あるいはそのボーイフレンドが疑われることになりました。彼らでなかったとしても彼女の管理責任は免れえません。

 実際の被害が出たのにおとがめなし!というのは甘いと思いますが、直属の上司が温情を掛け、仕事だけは失わないように取り計らってくれたようで、今は違う部署で働いているとのことでした。彼女には8人の子どもがおり、職を失ったら大変です。

 職務怠慢で、無断欠勤もしまくりでちょっと救い難い状況にある人間が一体何故?

 そこで「善行銀行」を思い出したわけです。彼女は意図せず、過去の貯金を使っているのではないかと。その善行銀行の積み立ては、相続も可能とのことなので、もしかしたら御先祖さんの善行で今回なんとかなったのかも・・・なんていらぬことを考えてしまいました。
 
 母が言いたかったことは、単純に見返りなく良いことをせよ!ということだったと思います。ちなみに母がいう所の善行については具体的に一切の言明はありませんでしたが(具体性がなく蜘蜘蛛を掴むような話をするのが好きな母です。)・・・ しかし、情けは人のためならぬということも結果含んでいたようでした。

 しかし、個人的には彼女への処分はしっかりしないと彼女のためにならないのでは?フィリピン人の温情は時に人をダメにするのではと・・・部外者は経験値から、そして余計なお世話ながら思ったのでした。

 
  

 

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