助けられる

人は一人で生きているわけではないとつくづく感じます。

特に今回のプロジェクトでは、沢山の人に助けてもらいました。特に、一番助けを必要としたマニラに戻る飛行機が突然欠航した時は本当に助けが有難かったです。

山間のコミュニティでの滞在のために携帯電話の電波さえ、限られた場所にしかない地域で、飛行機のキャンセルの報を受けました。そのメッセージを見たすぐその直後、ちょうどのタイミングでNGO仲間のAさんから電話。

まさに天の助け。

その彼に事情を説明し、電話を航空会社に掛けてもらうことになりました。結局は彼がリブッキングしてくれたわけではなかったのですが(航空会社が受け付けてくれませんでした)、事情を知る人がマニラにいることで大変心強かったほか、マニラ到着後のバスのピックアップ時間の変更などは直接電話をしてくれて手伝ってくれました。

通話が終わってすぐにコミュニティに妹を尋ねにきたBさんがタクロバンに戻るということを本当に偶然に耳にします。

これも当に天の助け。

町に降りることを5分で決断した私はそのBさんにお願いして、車に同乗させてもらうことに。Bさんご夫妻は、私の状況を親身に心配してくれて、コミュニティから約3時間離れた宿泊場所に連れていってくれた後もテキストメッセージで、必要があれば空港に連れていってくれると言ってくれました。

その約束通り、翌日朝宿泊先まで私を迎えに来てくれて、空港まで運んでくれました。それのみならず、朝から忙しかった私に朝食まで差し入れてくれました。差し入れの肉まんと水を頬張りながら、リブッキングの確認と発券を無事に済ませることができました。

このご夫妻とは前日の夜と、飛行機のキャンセルの知らせを受け取るちょっと前に話をしただけでした。
彼らの自宅と空港のあるタクロバン市に向かう車中、夫妻は前夜教会のミサで「誰か助けを必要としている人の役に立ちたい」とお祈りしていたようで、その「助けを必要としていた人」が当に私でした。そういう意味で、ご夫妻は非常に使命感をもって私を助けてくれていたようでした。

それらの助けのタイミングが驚くほどピンポイントでありました。そしてそこに関わった人たちは当に「people behind the scene」舞台裏で、プロジェクトに参加した学生さんたちにそれらの動きを知られることはありませんでしたが、我々のプロジェクトがうまくいくようにと無償で動いてくれました。

どんな状況でもそうですが「もう、絶対だめ」という時はないのですねぇと思いながら、それらの助けに改めて感謝した次第です。


スポンサーリンク

スポンサーリンク

0 件のコメント :

コメントを投稿

Subscribe