シャリフ・カブンスアン・フェスティバル(Shariff Kabunsuan Festival)-コタバト市

フィリピンミンダナオ島西部、セルべス海に面するコタバト市では毎年12月にシャリフ・カブンスアン・フェスティバル(Shariff Kabunsuan Festival)が開催されます。
シャリフ・カブンスアン・フェスティバル(Shariff Kabunsuan Festival)の様子
シャリフ・カブンスアン・フェスティバル(Shariff Kabunsuan Festival)
イスラム的でありつつも地元の文化と融合したこのお祭りは、16世紀にジョホールから訪れたアラブ系のマレー人、シャリフ・カブンスアンがマギンダナオのお姫様と結婚しイスラム教をこの地域に伝播したことを記念したお祭りです。
シャリフ・カブンスアン・フェスティバル(Shariff Kabunsuan Festival)の様子
シャリフ・カブンスアン・フェスティバル(Shariff Kabunsuan Festival)の様子

ダンスパレードは勿論のこと、伝統的舞踊、Kanduli(感謝の祈り)、様々なコンテストも開催されます。また、このお祭りのハイライトは、リオグランデ川の水上パレード、そこでは各団体や地域が競ってカブンスワンの到来を再現します。カブンスアンに扮する地元民が船の中心部に立ち船の行く先のはるか遠くを見つめているようです。黄・赤・緑の三色を用いた飾りが青空の下に棚引き、爽快な眺めでした。

ミンダナオ島、特に西部地域は長く紛争に苦しんだ地域でした。しかし、政府と自治を目指すグループとの間での和平交渉も進み、2012年10月には「枠組み合意」が署名されました。この合意は、2016年の自治政府樹立に向けた自治政府の大枠を定めたもので、最終合意の実現に向けた重要な一歩です。

紛争、外交人誘拐、政治的暗殺など物騒な話が多く、外務省の海外安全情報では、渡航の延期をお勧めするという地域に入るため、なかなか足を運ぶ機会がない地域ですが、和平交渉が進み数年後にはそういった心配なくこの地に足を運ぶことが出来るようになってほしいとただただ思うばかりです。

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2 件のコメント :

  1. Norikoalabear様

    初めまして。
    わたくしBSジャパンでテレビ番組を制作しております
    ウッドオフィスの森下と申します。

    現在テレビ番組制作の過程におきまして
    ミンダナオ島の写真を探しておりましたところ
    こちらのサイトを拝見しご連絡させていただきました。

    単刀直入ではございますが、ミンダナオ島のお写真をお借りできないでしょうか?
    (風景、人々の暮らし、文化が伝わるようなもの)

    ひとまず要点のみご連絡させていただきます。
    ご検討の上、下記のアドレスまでお返事いただければ幸いです。
    何卒よろしくお願いいたします。

    Email:kanako.mmmm☆△●gmail.com
    ※「☆△●」⇒「@」に変えてください

    返信削除
  2. 森下様

    お問い合わせ、ありがとうございます。
    さっそくメールにご返答させていただきます。

    返信削除

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