言語パートナーと一緒にマーケットに行く

 私の住むナイメーヘンは、月曜日と土曜日に市が立ちます。何度も行ったことはありますが、今回は私の言語パートナーと言われる、現地の人と行きました。言語パートナーとは、ボランティアで外国人のオランダ語での話し相手になってくれる人です。オランダ語の先生が私が教室以外で全くオランダ語を使用しないことを知って、語学の上達のために薦めてくれました。しかし、申し訳ないことに、オランダ語5%以下、英語95%の割合で話をして、まったくもって意味をなしていなかったりしています(汗)言語のパートナーを持ったものともとの理由は、オランダ語の上達と言うより、一般人からオランダ的なことを学ぶことでしたが、こんなにしゃべらなくて申しわけなさすぎです。申し訳ないので、せめてメールの文章はオランダ語です(汗)文法は間違えているようですが、内容は伝わっているようですが、とにかくオランダ語だけで話が出来るようにならなければと思っています。

 そんなこんなでマーケットへ。まず、生鮮食品を扱う場所へ。生花、野菜、チーズ、魚などが売っている屋台が見えてきます。野菜はスーパーマーケットで売られているよりも安価である場合もあるのと、新鮮であるということで、この月曜日に野菜をまとめて購入する人もいるようです。マーケットを利用するオランダ人は、同じお店を利用する場合が多いのだとか。フィリピンのマーケットのようにリピーターにおまけしてくれるというわけではないようですが、なぜか同じ店を利用してしまうのだとか。そのため、お客さんとお店の人が気安く声を掛け合っています。
 チーズなども切り売りにしていますが、意図的であるかぎりぎりのラインで、少々多めに切り分けると聞きます。チーズは大きな塊で売られており、販売者がお客さんさがほしいグラムをまずは目で測り、そして切って、測りにかけて販売します。お客さんが500グラムのみほしいと希望した場合、510グラムなど少々お客さんがほしい量より多めに切り分けられることが多いようです。勿論、お客さん、その10グラムは余分だから減らしてくれとは言いません。なので、お店側としては、注文より多くお客さんに買わせることが可能なのだとか。
お買いものに疲れたら、魚屋さんのスタンドで売られているスナックを購入してつまむのがオランダ流。人気のメニューは、lekkerbekje、その場で小麦粉にくるんだ魚をカリッと揚げてくれます。既に味が付いており、カリカリの皮で中身は揚げたての魚がほくほくでとっても美味。2.5ユーロ也。

 街を散策後、カフェでお茶をしながら、オランダとお隣のドイツを比べた話しをしました。私の言語パートナーは、オランダ人ですが、ドイツで長年勤務をしており、言語も堪能で隣国の様子にも通じています。オランダでは、大きな窓にカーテンもしないで家の中がまる見えという状況に、ドイツ人は「オランダではカーテンに重税がかかっているから、皆カーテンを買わず部屋が丸見えの状態なんだ」と冗談ではなく、まことしやかに話されていると教えてくれました。
 とにかく、この国の人お日様が出ていると外に出て日光浴をしたがります。カフェでお茶をした時も店内ではなく外に陣取りお茶をしたのですが、その際も周りから「太陽の日差しがいいねぇ」という声が聞こえてきたほど・・・これから短い夏から、秋そして長い冬の始りです。そのつかの間の太陽を楽しんでいる彼ら。

 カフェの後はまっすぐ帰る予定でしたが、小さいフリーマーケットがカフェから近いところにあるということで、寄り道。その道すがらの教会からパイプオルガンの音色が響いてきたので、思わず中に入るのですが、オルガン演奏が止んでしまいがっかり。オルガンの前で足を止
めてがっかりしながら上を見上げると、オルガンの奏者が高い台座からひょっこりと顔を出して、「オルガン聴きたいか?」と尋ねるので、うなずくと演奏を再開。重厚な響きで、建物の古さや歴史の深さなどを感じました。ご近所でしたが、散策を楽しみ家路につきました。お付き合いくださった、言語パートナーに感謝。




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