オランダ南部では新学期が始まりました

 今週から、大学が始まりました。夏休み、もう終わってしまったのかと思われますが、オランダは休日の混雑を避けるため、地域ごとに休みを少しずつずらしているそうです。南部である私の週は、早く夏休みに入り、8月の中旬には休み明けとなります。北部はまだ夏休みと聞いています。

 大学が自転車で5分圏内にある地域に生活に住んでいるため、新一年生たちを頻繁に見かけます。どう、新一年生と見分けるのかと言うと、それはすごく簡単で、まず場所をよく知らないできょろきょろ見回している(笑)学生、若い学生、日本人に比べたら大人びて見えるこちらの子たちですが、顔がまだ高校生のような感じです。そして、なにより色が異なる大学のTシャツを着ているため、すぐに見分けがつきます。
グループ分かれて構内を回る学生たち
Tシャツ姿ですが、私は結構寒いと感じるこの頃の陽気
日曜日からの一週間はオリエンテーションの週で、色が異なるTシャツを着た新一年生が、上級生とともに大学の施設をめぐり、説明を受けたりしながら大学になじみ、またゲームなどをしながら同期の新入生や上級生(メンター)交流を持つ期間が始まりました。クラブや大学の公認の活動もこの期間に説明がされ、わたしが関わっている水曜日と日曜日の活動も、学生メンバーによって新入生たちに紹介されます。 私の大学入学時は、うるさいぐらいのサークルの勧誘や、ちょっとした奨学金の説明や何かで終わっていたので、こうしたことを日本の大学でもやったらよいのにと思いました。

 オランダでは、皆が皆大学に行けるわけではないので、彼らはエリートたちです。そして、オランダは大学の学費がものすごく安く、そして政府からお金も借りられる仕組みがあるため、学業・自分のやりたいことに打ち込めます。

 ほほえましく彼らを見ていますが、オリエンテーションウィークの故に、街では連日連夜パーティ(笑)そして、しばらくがらがらであった大学構内の施設が込み始めて・・・少々居心地が悪かったりもします。まぁ、彼らが使うために作られているのですので部外者が文句を言ってはいけませんが。ちなみに大学の図書館は、大学近くの上級職業学校の学生も使用します。そのため、どっと人数が増えます。
 新学期が始まりました。暦の上では既に秋。これからだんだんと日が短くなり、そして寒くなってきます。日本では新学期と言うと4月。しかしこちらは8月、9月。一日、一日と日が経つのが早く焦る気持ちがします。心穏やかに、年を越せるように新入生を見習って新しい気持ちで、日々を過ごせたらと思います。

 
 
 

 

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