良き書き手となるためにーブログ

 いかなる仕事、日々の生活の中でも大なり小なり文章を書く機会があると思います。仕事の企画書、出張の報告書、(学術系)論文、宿題のエッセー、趣味のブログ書きなど。書く事を通じて、意思・意見・考えなどを表明する機会がありますが、短い時間で要点を得た報告書、読む気を喚起するような文章、報告書が書ける人などに出会うと感心し、少しなりとも学びたいと思ったりします。

 論文・報告書などに関していうなれば、良い文章とは端的に「考え方が明確で効果的に伝わる文章」と言えると思います。では、良い文章書きになるには何が必要か、以下の3点が挙げられると思います。1.(熱意を持って)伝えたい何かがあること。2. 論理を持っていること。3. 書き方のルールを知っていること。上記3点を見れば、必ずしも才能が必要ではないことがわかります。要は練習でしょうか。しかし、闇雲に書いても上達するものではありません。良い物書きになるための日々の練習方法、コツを書き出してみました。これは英文でモノを書くときも通じるものであると思います。また、母語である日本語できちんとした文章が書けないようであれば、英語でどれだけよい文章が書けるのか、自身の経験からも思います。


1) 比較・分析

よいマテリアルに触れる機会を増やし、プロのライターと自ら書く場合のスタイルと比べる。
小説、雑誌でも何でもよいので、読む。良い文章に触れることの利点は述べるまでのものではありませんが、よい文章に触れることで、文章スタイルの幅の広さを実感できると思います。


2)見せ、評価してもらう

自分で何か、人に見せる目的で文章を書いてみる。
この場合、ブログでも何でも良いでしょう。


3) 人に話してみる

書きたいテーマについて、人に話してみる。
話す中で考え方がまとまったり、聞き手が返す質問が思わぬ形で活かせることも。


4) インスピレーションを待つ

書く事に忙しくなりがちですが、どこかピンと来ない時には、頭が冴えるのを違うことをしながら待つことも。ちょっと近隣を散歩してみるのもよいかも。


5) 書いて、寝かせる

寝かせたあとにもう一度客観的に読んでみると案外、一生懸命書いていたので気がつかなかった論理の欠落、段落の組み換え、補足すべき説明の必要性などが見えたりします。大切な文章ほど時間に余裕を持って書いて、改めて見直すことが大切だと経験からも感じます。


6) 捨てる勇気を持つ

勿論容赦なく書いた文章を捨てる。調べて、書く作業は骨。しかし、文章の論理性や明確さのためにバッサリと切り落とした方がよい場合がただただあります。もったいないと大切にせず、余分なお肉をそぎ落とす勢いでバッサリ捨てると、案外よい文章になったりします。


7) よい、編集者を見つける

特に論文やエッセーなどを書く場合は、的確にアドバイスをくれる誰かを見つけること。

8)リスクを犯す

時に物議を醸し出すようなテーマ、確証はまだないため書くのに躊躇してしまうけど、あえて書く。皮下頃はブログ炎上などがあり、なかなか議論が分かれるテーマを書くのは及び腰になりますが、時にはリスクを犯す覚悟も必要ということを言われる方もいます。

 よくよく見ると当たり前のことばかり。しかし、それら当たり前のことができていないから、書けない訳です。自己啓発本などで結構当たり前のことが書いてありますが、書かれていることを愚直に実行している人がどれくらいいるのか?という話と似ていると思います。当たり前で、単純で一件味気なく感じることも続けていく先に何か見えるのではないでしょうか。

 そして、書く事は大変なこと。プロの物書きの方でさえ、筆が止まってしまう時があります。プロではない我々ならばなおさら、、というのは言い訳ですがしかし、練習次第で良い文章、分かりやすい、伝わる文章が書けるようになると思います。なぜ、今日は書く事をテーマに書いたかというと、やはり自分自身近頃ブログを書きなぐっては投稿し、更に後々読み返す機会があるとおかしな文章をしばし発見していたので、もう少し良き書き手となるように訓練しないといけないと反省した訳です。
 
 

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